インドネシア映画市場、興収3.9億ドルで東南アジア首位へ。国産映画のシェア65%の快挙

インドネシア映画市場は2024年に3.9億ドルに達し東南アジア首位に。国産映画シェア65%、特にホラー映画が牽引し観客数も増加中だが、スクリーン不足や構造的課題も残る。

グローバル アジア
出典:JAFF Market
出典:JAFF Market

インドネシアの映画市場が、パンデミック後の回復において近隣諸国を圧倒する急成長を見せている。JAFF MarketとCinepointが発表した最新レポートによると、2024年の興行収入は3億9,200万米ドルに達し、台湾(1億9,600万米ドル)、香港(1億7,500万米ドル)、タイ(1億3,000万米ドル)を大きく引き離して東南アジアにおいて最大規模の映画市場となった。特筆すべきは、この成長がハリウッド大作ではなく国産映画によって牽引されている点であり、自国映画のシェアは65%に達している。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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