なぜ、アニメクリエイターを海外スタジオに派遣するのか? 日本アニメの「人材育成」が抱える構造的課題と、GACプロジェクトの成果報告【12月22日開催】

日本アニメの国際展開にはグローバル人材育成が不可欠。その課題に挑むキネマシトラスと日本総研のプロジェクト「GAC」の実践的育成内容を議論するイベントが開催される。

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なぜ、アニメクリエイターを海外スタジオに派遣するのか? 日本アニメの「人材育成」が抱える構造的課題と、GACプロジェクトの成果報告【12月22日開催】
なぜ、アニメクリエイターを海外スタジオに派遣するのか? 日本アニメの「人材育成」が抱える構造的課題と、GACプロジェクトの成果報告【12月22日開催】
  • なぜ、アニメクリエイターを海外スタジオに派遣するのか? 日本アニメの「人材育成」が抱える構造的課題と、GACプロジェクトの成果報告【12月22日開催】
  • 「グローバル・アニメ・チャレンジ」(GAC)新潟国際アニメーション映画祭での様子
  • 「グローバル・アニメ・チャレンジ」(GAC)新潟国際アニメーション映画祭での様子
  • 「グローバル・アニメ・チャレンジ」(GAC)新潟国際アニメーション映画祭での様子
  • 安井洋輔氏
  • 小笠原宗紀氏
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  • なぜ、アニメクリエイターを海外スタジオに派遣するのか? 日本アニメの「人材育成」が抱える構造的課題と、GACプロジェクトの成果報告【12月22日開催】

来る12月22日(月)、Brancのオフラインイベント「Dialogue for BRANC #11」を開催します。今回のテーマは「なぜ今、日本アニメに『グローバル人材育成』が急務なのか?」。

ゲストに株式会社キネマシトラスの小笠原宗紀氏・長谷川博美氏、そして日本総合研究所の安井洋輔氏を迎え、3年間にわたる人材育成プロジェクト「GAC(グローバル・アニメ・チャレンジ)」の成果と、そこから見えた業界の未来図を共有します 。

「日本のアニメは世界で人気」。それは盛んに言われるようになってきましたが、実際にその恩恵を現場レベルで享受できているでしょうか?

世界中から注目を集める一方で、制作現場の人材不足、海外スタジオとの商習慣の違い、言語の壁といった課題は、依然として大きく立ちはだかっています。

この育成プロジェクトは、その課題に対しどう立ち向かうのか、じっくりとお話をお聞きします。

申込はこちら

GAC(グローバル・アニメ・チャレンジ)とは

3年間をかけて世界で活躍できる次世代クリエイターを育成——。

日本アニメは今や世界中から注目を集めているが、この業界を支える優秀な人材は日々の業務に追われており、グローバルな視点を養う機会は限られます。

今後、日本アニメが国際市場で存在感を一層高めていくためには、現場の人材が国際的な経験や視点、感覚を身につけることが不可欠と考え、GACが発足。3年間をかけて世界で活躍できる次世代クリエイターを育成しようという試みです。

国内から才能ある若手アニメーター、プロデューサー、監督/演出家の計6名を選び出し、文化芸術活動基盤強化基金を活用して、英語のマンツーマン特訓と海外展開に関するワークショップ、海外の一流スタジオでのインターンシップ、パイロットフィルムの制作と海外アニメイベントへの出展を経験するという内容です。

机上の空論ではない。「実験」で見えた現場のリアル

このプロジェクトに参加したクリエイター・プロデューサーの意識はどう変わったのか。そもそも、なぜグローバル人材を育成する必要があるのか、人気アニメスタジオのキネマシトラスを率いる小笠原会長は、どんな問題意識で本プロジェクトに参画しているのかなど、忌憚ない意見をお聞きしたいと思います。

また日本総研の安井氏には、産業的な側面から、現在の日本アニメ業界の課題を語っていただく予定です。

クリエイターの「情熱」や「技術」を、どうやって持続可能な「ビジネス」に変換するか、マクロ経済の視点から見て、今のアニメ業界の人材育成には何が欠けているのかなど、幅広い議論をしていただきます。

オフラインだからこそ話せる。閉会後はゲストを交えた懇親会も

本イベントは、東京・中野のハーモニータワーで開催されるオフライン限定イベントです(後日アーカイブ配信あり、当日のオンライン配信はなし)。

セッション終了後には、軽食・ドリンクを交えた懇親会・ネットワーキングを予定しています 。 登壇者であるプロデューサーや研究員、そして会場に集まる意識の高い業界関係者と直接名刺交換をし、意見を交わせる貴重な機会です。

「海外展開に興味があるが、何から始めればいいかわからない」「業界内の横のつながりを作りたい」。そんな方にこそ、足を運んでいただきたい場となっています。

参加方法:ライト会員(月額980円)登録で、参加費が無料に

本イベントの定員は40名です 。 参加費は一般2,480円ですが、Branc Membership「ライト会員(月額980円)」にご登録いただくと、参加費が無料になります。

変化の激しいアニメ産業の「現在地」と「未来」を、中野で一緒に目撃しませんか?

お申し込みはこちら

登壇者(敬称略)




小笠原 宗紀(おがさわら むねき)


キネマシトラス代表取締役会長、ぎふとアニメーション代表取締役、合同会社breccia 代表社員


1995年から制作進行(主にアメリカのアニメ)の職につき、プロダクション・アイジー、ボンズ、カラーを経て、キネマシトラスを起業し、以降、多くのアニメーションプロデューサーを担当。









長谷川 博美(はせがわ ひろみ)


キネマシトラス海外企画プロデューサー


コーディネーター兼通訳として欧米の見本市やコンベンションに数多く参加。北米VIZメディアに6年間勤務。Netflix オリジナルアニメ『エデン』での共同プロデューサー経験を経て、現職。キネマシトラスではKickstarter や海外アニメーターの育成とスタジオ受入支援、他英語監修・海外コーディネート全般を担当。フリーで会議やアテンド通訳、脚本の日英/英日翻訳等。









安井 洋輔(やすい ようすけ)


株式会社日本総合研究所 調査部 上席主任研究員


注力テーマは日本経済における中長期的な構造変化で、現在、リーディング産業になる可能性を秘めたアニメ産業の成長戦略について研究中。東京大学経済学部卒業。コロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)修了(MPA)。千葉大学大学院人文公共学府博士後期課程修了、博士(経済学)。









杉本 穂高(MC)


Branc編集長(二代目)


実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者 。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。





開催概要

映画なぜ今、日本アニメに「グローバル人材育成」が急務なのか?3年がかりの挑戦GACの成果と展望 Dialogue for BRANC #11

  • 日時: 2025年12月22日(月) 19:00~21:30(18:30開場)

  • 会場: 〒164-0012 東京都中野区本町一丁目32番2号 ハーモニータワー18階 株式会社イードセミナールーム(アクセス

  • 参加費:
    BRANC MEMBERSHIP ライト会員(有料会員): 無料
    一般(無料会員): 2,480円

  • 定員: 40名

お申し込みの流れ・参加費

イベント参加ご希望の方は、以下のボタンからお申し込みください。申し込むにはBRANC MEMBERSHIPへの入会が必要となります。ライト会員(月額980円)なら、イベント参加は無料、無料会員は2,480円となります。

申込はこちら
《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。