東宝、中間決算で増収増益 『鬼滅の刃』『国宝』記録的ヒットが牽引し通期予想も上方修正、グローバル戦略も加速

東宝は記録的ヒットとグローバル戦略強化により増収増益を達成し、通期予想も上方修正した。

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東宝、中間決算で増収増益 『鬼滅の刃』『国宝』記録的ヒットが牽引し通期予想も上方修正、グローバル戦略も加速
東宝、中間決算で増収増益 『鬼滅の刃』『国宝』記録的ヒットが牽引し通期予想も上方修正、グローバル戦略も加速

東宝株式会社は2025年10月15日、2026年2月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。映画事業が記録的なヒットに牽引されて業績は好調に推移し、中間期として増収増益を達成した。

決算説明会では、ワーナー・ブラザース作品の配給受託に加え、ソニーグループとの連携強化や、グループ会社GKIDSによる実写作品『国宝』の北米配給など、グローバル展開の具体的な進捗が示された。また、映画館の「体験価値」を重視する姿勢や、新たなグループ理念体系についても説明が行われた。


中間期は増収増益、『鬼滅』『国宝』ヒットが牽引し通期予想も上方修正

2026年2月期第2四半期(2025年3月1日~8月31日)の連結業績は、営業収入1,916億7,700万円(前年同期比17.1%増)、営業利益411億4,600万円(同0.6%増)、経常利益421億9,200万円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益334億5,000万円(同26.3%増)となった。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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