東宝、2026年2月期第1四半期決算発表:減収減益だが好調維持。IP・アニメ事業は増収、海外展開も加速

東宝は減収減益もIP・アニメ事業や海外展開を拡大し、好調を維持。海外売上やライセンス事業強化が進む。

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東宝、2026年2月期第1四半期決算発表:減収減益だが好調維持。IP・アニメ事業は増収、海外展開も加速
東宝、2026年2月期第1四半期決算発表:減収減益だが好調維持。IP・アニメ事業は増収、海外展開も加速

東宝株式会社は、2026年2月期第1四半期(2025年3月1日~2025年5月31日)の連結決算を発表した。当第1四半期連結累計期間の連結業績は、営業収入848億7千8百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益193億3千9百万円(同21.3%減)、経常利益189億2千9百万円(同18.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益115億6千5百万円(同28.4%減)と、減収減益で推移した。これは、前年同期に「ゴジラ-1.0」の配信権収入や、「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」「変な家」といった幹事・配給作品の高稼働があった反動。

しかし、2026年2月期の通期連結業績予想においては、政策保有株式の売却による特別利益の計上を受け、親会社株主に帰属する当期純利益を前回発表の375億円から435億円に上方修正している。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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