アヌシー国際アニメーション映画祭、ジェンダー平等推進10年の節目で新たな取り組み発表

アヌシー国際アニメーション映画祭は、2025年に女性クリエイターの地位向上を目指し、10年の進捗を検証し、男女の不均衡を解消するための新たなプログラムを発表した。

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アヌシー国際アニメーション映画祭、ジェンダー平等推進10年の節目で新たな取り組み発表
Photo : ANNECY FESTIVAL/E. Perdu アヌシー国際アニメーション映画祭、ジェンダー平等推進10年の節目で新たな取り組み発表

6月8日から開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭は、女性クリエイターの地位向上とジェンダー平等へのコミットメントを改めて表明した。2015年に女性アニメーションに焦点を当てた特集を開催して以来10年が経過し、今回のイベントはこれまでの進捗を検証し、現在の女性クリエイターやアニメーション専門家の声に光を当てるものとなる。

CITIA(Images and Creative Industries)のCEOであるミカエル・マラン氏は、「2015年以降、審査員、理事会、そしてCollectif 50/50、Les Femmes s'Animent、Women in Animationといった協力団体とのパートナーシップにおいて、ジェンダー平等を推進する努力を弛まず続けてきた」と強調。2025年は、この10年を機に、さらなる進化とガラスの天井打破を目指し、女性クリエイターに活躍の場を提供していく意向だ。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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