あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル2回目の開催が決定。長編コンペティション作品募集も開始

あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバルの第2回開催が2026年11月に決定した。国際長編コンペティション部門の作品募集が開始され、40分以上のアニメーション作品が対象。

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あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル2回目の開催が決定。長編コンペティション作品募集も開始
あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル2回目の開催が決定。長編コンペティション作品募集も開始

あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル実行委員会は、第2回「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(Aichi Nagoya International Animation Film Festival、通称ANIAFF)を2026年11月13日から18日まで、愛知県名古屋市で開催すると発表した。あわせて、「国際長編コンペティション部門」の作品募集も開始する。

ANIAFFは、愛知県と名古屋市を舞台に、世界のアニメーション作品、クリエイター、映画産業関係者が集う国際アニメーション映画祭。第2回では、ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドスクエア シネマ2など名古屋市内の上映施設を中心に、コンペティション、特集上映、トークイベント、シンポジウム、カンファレンスなどを展開する予定だ。

名古屋発の国際アニメーション映画祭、第2回へ

第2回ANIAFFの会期は、2026年11月13日から18日までの6日間。会場は、ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドスクエア シネマ2などの上映施設ほか5カ所を予定している。

同映画祭は、愛知万博「愛・地球博」、国際芸術祭「あいち」、あいち国際女性映画祭、世界コスプレサミットなど、国際的な文化事業を継続してきた愛知県・名古屋市を拠点とする新たな国際アニメーション映画祭だ。日本の三大都市圏の一角を担う名古屋の産業基盤と文化発信力を背景に、世界中のクリエイターや映像産業関係者が交流する場の形成を目指している。

第2回では、国際長編コンペティション部門のほか、ディレクター・フォーカス、特集上映、オールナイト上映、招待作品、イベント上映などを予定する。また、「あいち・なごやアニメーション・カンファレンス2026」や、国内外のゲストを招いたトーク、シンポジウムも開催される見込みだ。

ジェネラル・プロデューサーを務める真木太郎氏は、ANIAFFについて「コンテンツビジネスの中でのアニメーションのポジションを更に力強いものにしたい」とコメントしている。映画祭は、上映に加え、国内外の関係者が交流し、マッチングを行う場としての役割も目指している。

国際長編コンペティション作品募集を開始

第2回ANIAFFでは、これまでの「国際コンペティション部門」を「国際長編コンペティション部門」に改称し、作品募集を開始する。募集期間は、日本時間の2026年5月13日18時から8月17日23時59分まで。

応募対象は、エンドクレジットを含めて40分以上のアニメーション作品を基本とする。応募は、ANIAFF公式サイトおよびFilmFreewayを通じて受け付ける。

受賞作品には、金鯱賞、銀鯱賞、赤鯱賞が授与される。金鯱賞はグランプリ作品に贈られ、賞金100万円とトロフィーが授与される。銀鯱賞は審査員賞として賞金50万円とトロフィー、赤鯱賞は観客賞として賞金20万円とトロフィーが贈られる。

第1回ANIAFFでは、金鯱賞にセス・スクライヴァー、ピーター・スクライヴァー監督によるカナダ作品『エンドレス・クッキー』が選ばれた。銀鯱賞にはウェンユー・リー監督の中国作品『燃比娃(ランビーワ)‐炎の物語‐』、赤鯱賞には岩井澤健治監督の日本作品『ひゃくえむ。』が選出されている。なお、第2回から銀鯱賞は、監督の創造性により焦点を当てた「監督賞」として位置づけられる。

アニメーション関係者の国際的な交流の場を目指す

ANIAFFは、2025年12月に第1回が開催された。記念すべき第一回では、細田守監督の初期作品を含む11本を上映するディレクター・フォーカス部門が実施され、細田監督も登壇、さらに『サマーウォーズ』で主人公の声を務めた俳優の神木隆之介氏がサプライズ登壇した。

また、愛知県出身の谷口悟朗監督を招いたオールナイト上映、『コララインとボタンの魔女』や『ミッシング・リンク』で知られるライカ作品を集めたスタジオ・フォーカス、『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』や『BLAME!』などを上映したニューウェーブ部門など、アニメーションの過去・現在・未来を横断する企画が展開された。

個人やスタジオを顕彰する各賞では、カキツバタ賞に岩井澤健治監督、ユリ賞に多くのアニメ作品で編集を担当してきた廣瀬清志氏、ハナノキ賞にP.A.WORKSが選ばれた。

さらに、第1回ではマーケットも注目を集め、多くの企画プレゼンテーションが行われた。国内外の映画製作者や配給、興行関係者らとのマッチングの場としても機能し、出会いを生み出した。

フェスティバル・ディレクターの井上伸一郎氏は、第1回について「作品の上映にとどまらず、アニメ関係者と交流できる場としての機能を果たすことができたのは、何よりの収穫だった」と振り返る。アーティスティック・ディレクターの数土直志氏も、「国境」「ジャンル」「表現手法」の境界を超え、アニメーションの現在を一望する映画祭を目指すとしている。

世界的にアニメーション市場が拡大するなか、ANIAFFは上映、顕彰、マーケット、カンファレンスを組み合わせた国際映画祭として、名古屋からアニメーション文化と産業の発展・振興に貢献することを目指す。

《Branc編集部》

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