「アニメは人の産業」──高知から始まる、地方と若い人々がつくるアニメ業界の未来のあり方を業界人が議論

高知県で「高知アニクリ祭」と「アニ魂サミット」が開催され、アニメ産業の人材育成や地方の活性化が議論された。地域におけるアニメ制作の重要性とクリエイター交流の場創出が強調された。

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アニ魂サミット 2025
編集部撮影 アニ魂サミット 2025
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高知県はアニメクリエイター聖地プロジェクトの一環として、4月5日と6日に「高知アニクリ祭」を開催した。その関連イベントとして前日4日に、マンガ出版社やアニメスタジオなど国内のアニメ・マンガ関係者が高知に集まり、意見交換を行う「アニ魂サミット」を開催。同サミットには、集英社やKADOKAWAなどマンガ出版社からアニメスタジオの代表など、幅広い業界人が集まり、高知県や地方でアニメ人材の育成や産業の活性化につなげるための意見交換が交わされた。

そのサミットの中で、有識者を集めたパネルディスカッションも開かれた。現在、アニメ業界は人材不足が叫ばれ、地方に人材を求める動きが広まっている。高知県もアニメスタジオ誘致を積極的に推進している自治体の一つだ。そんな高知で「本気で考えます。アニメクリエイターの育成について」というテーマで関係者が活発な議論を交わした。

登壇者は以下の通り。

  • 近藤真司(日本動画協会 専務理事 理事局長)

  • 井上伸一郎(KADOKAWAアニメ・声優アカデミー・名誉アカデミー長、合同会社ENJYU代表)

  • 落合智(日本アニメーション制作部長)

  • 渡辺歩(アニメーション監督)

  • 松倉友二(J.C.STAFF執行役員、チーフプロデューサー)

  • 吉本大輝(吉本3Dファクトリー代表取締役)

  • 宇田英男(スタジオエイトカラーズ代表取締役)【司会】



取材:杉本穂高

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杉本穂高

映画ライター 杉本穂高

映画ライター。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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