高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」開催、賞金は最大3,000万円

高知アニメクリエイター聖地プロジェクトは、高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」を実施することを発表した。

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高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」開催、賞金は最大3,000万円
高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」開催、賞金は最大3,000万円
  • 高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」開催、賞金は最大3,000万円
  • 実行委員長としてあいさつする高知信用金庫の理事長、山﨑久留美氏。同金庫は創業100周年事業に位置付け、公益財団法人地域みらい財団とともに本プロジェクトを支援している。
  • アワードについて説明するMyAnimeList代表取締役、溝口敦氏(右)。同社は世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティ&データベースMyAnimeListを運営している。
  • 「大胆にしてアットホームなすばらしいプロジェクト。たくさんのご応募をお待ちしております」と語る集英社代表取締役社長の廣野眞一氏。
  • 「熱い思いを持つクリエイターを応援し、その輪を高知から世界へ広げていきます」と語る小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント代表取締役社長の久保雅一氏。
  • 「新しい才能と出会えることを楽しみにしています。ぜひ会場でお会いしましょう」と語るKADOKAWA上級顧問エグゼクティブ・フェローの井上伸一郎氏。
  • 「高知はまんが甲子園で若い才能を応援し続けてきた。未来のクリエイターとの出会いを求めています」と語るアルファコード取締役会長の武市智行氏。武市氏は高知県出身。スクウェア(現スクウェア・エニックス)の代表取締役などを歴任してきた。
  • 高知から発信していけるように全力で取り組んでいきたい」と話すスタジオエイトカラーズ代表の宇田英男氏。同社は2021年7月、高知初の手描きアニメーションスタジオとして設立された。現在約30人のクリエイターが働いている。

高知アニメクリエイター聖地プロジェクトは、高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」を実施することを発表した。

高知アニメクリエイターアワードはアニメを愛するクリエイターを応援し、アニメ制作・発表まで強力にバックアップ。賞金総額は最大3,000万円で、2023年10月1日~2024年1月10日の期間に、年齢や国籍は問わず90秒から10分のショートアニメーションを募集する。応募作品の中から30作品がノミネートされ、2024年4月開催予定の高知アニメクリエイター祭での授賞式実施、ノミネート作品の放映などが予定されている。

本プロジェクトについては、7月31日の記者会見で発表された。プロジェクト実行委員長を務める高知信用金庫の理事長、山﨑久留美氏は「本プロジェクトは高知とアニメクリエイターとの縁をつくり、新たな産業基盤を生み出し、アニメの未来課題と高知のミライ課題の双方を解決したいという思いでスタートいたしました。本アワードは新しいクリエイターとの出会い、才能の発掘のために実施いたします」と、コメント。同金庫は本プロジェクトを創業100周年事業に位置付け、公益財団法人地域みらい財団とともに支援している

そんな高知アニメクリエイター聖地プロジェクトは、高知から新しい才能を発掘・育成することを目指す新たなプロジェクト。アニメ産業が大きく成長する中、業界の人手不足が叫ばれ続けているが、高知のような地方では制作会社がなく、自分の得意なこと、好きなことを仕事にする環境が整っていなかった。こうした地域の課題とアニメ業界の課題を掛け合わせることで、双方にとっての未来が開かれると考え、高知をアニメクリエイターにとっての聖地にしようと取り組みがスタート。2022年11月には「高知アニメクリエイター祭・プロジェクトゼロ」ならびに、大手出版社を含む約40社のアニメ関連企業が集まる「アニ魂サミット」を開催した。


高知アニメクリエイターアワード(募集要項はこちらから)https://www.anikuri.jp/

記者発表会で公開したイメージ動画
《Branc編集部》

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