高知アニメクリエイター聖地プロジェクトは、高知から新しい才能を発掘・育成する「高知アニメクリエイターアワード」を実施することを発表した。
高知アニメクリエイターアワードはアニメを愛するクリエイターを応援し、アニメ制作・発表まで強力にバックアップ。賞金総額は最大3,000万円で、2023年10月1日~2024年1月10日の期間に、年齢や国籍は問わず90秒から10分のショートアニメーションを募集する。応募作品の中から30作品がノミネートされ、2024年4月開催予定の高知アニメクリエイター祭での授賞式実施、ノミネート作品の放映などが予定されている。
本プロジェクトについては、7月31日の記者会見で発表された。プロジェクト実行委員長を務める高知信用金庫の理事長、山﨑久留美氏は「本プロジェクトは高知とアニメクリエイターとの縁をつくり、新たな産業基盤を生み出し、アニメの未来課題と高知のミライ課題の双方を解決したいという思いでスタートいたしました。本アワードは新しいクリエイターとの出会い、才能の発掘のために実施いたします」と、コメント。同金庫は本プロジェクトを創業100周年事業に位置付け、公益財団法人地域みらい財団とともに支援している。

そんな高知アニメクリエイター聖地プロジェクトは、高知から新しい才能を発掘・育成することを目指す新たなプロジェクト。アニメ産業が大きく成長する中、業界の人手不足が叫ばれ続けているが、高知のような地方では制作会社がなく、自分の得意なこと、好きなことを仕事にする環境が整っていなかった。こうした地域の課題とアニメ業界の課題を掛け合わせることで、双方にとっての未来が開かれると考え、高知をアニメクリエイターにとっての聖地にしようと取り組みがスタート。2022年11月には「高知アニメクリエイター祭・プロジェクトゼロ」ならびに、大手出版社を含む約40社のアニメ関連企業が集まる「アニ魂サミット」を開催した。
高知アニメクリエイターアワード(募集要項はこちらから):https://www.anikuri.jp/