11月15日にNetflixで生中継されたボクシングマッチ「ジェイク・ポールvsマイク・タイソン」は、全世界で推定1億800万人という驚異的な視聴者数を達成した。
前座試合を含め、計5時間半に及んだイベントは、同時ストリーミングが世界でピーク時に6,500万世帯、米国では3,800万世帯を記録。Netflixは「史上最もストリーミングされた世界的スポーツイベント」と称したが、配信中にバッファリングやフリーズなどの問題が生じ、SNSではNetflixを非難するハッシュタグがトレンド入りする事態ともなった。
The Hollywood Reporterによると、12月10日にニューヨークで開催された多国籍投資銀行UBSのカンファレンスで、Netflixの共同CEOテッド・サランドス氏が講演を行い、この問題について言及。「その夜は、インターネット自体の限界に迫っていた」とコメントし、同氏によれば、前例のない需要に対応するためにシリコンバレーにコントロールルームを設置し、ネットワークの負荷を分散させるなどの対策を施したという。
初の格闘技生中継は「大成功」と評価
試合中に予想外の問題が発生したものの、サランドス氏は今回の生中継は大成功だったと評価。