Netflixで2024年最も視聴されたのは英国の作品、CEOテッド・サランドス氏が明かす

NetflixのCEOテッド・サランドス氏は、2024年上半期の最も視聴された番組が英国制作であることを発表。視聴者増加の背景にハリウッドストライキがあり、Netflixの多様なコンテンツが支持されたことが挙げられた。

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Ted Sarandos
Photo by Eugene Gologursky/Getty Images for Fast Company Ted Sarandos
NetflixのCEOであるテッド・サランドス氏は、ロンドンで行われたロイヤル・テレビジョン・ソサエティ・コンベンションで、今年上半期に最も視聴された番組トップ4がすべて英国制作であったことを明らかにしたとDeadlineが報じている。

そのトップ4に並んだ作品は、ドラマ「偽りの銃弾」「ブリジャートン家」「ジェントルメン」「私のトナカイちゃん」で、2024年上半期に合計3億6,000万回視聴されたとのことだ。Deadlineが8月に報じたDigital-iの調査報告によると、昨年のハリウッドストライキ以降、米国の視聴者は英国のコンテンツに集まり、NetflixやAmazonプライム・ビデオで英国の番組や映画を視聴する数は、2023年第2四半期から今年第1四半期にかけて40%も急増したと報じられていた。

英国ではまだNetflixの視聴者シェアは10%程度であり、BBCに大きく遅れをとっているが、サランドス氏は「視聴者を最優先にすれば、25%(英国のBBC Oneと同等のレベル)を獲得できない理由はない」と述べた。

Netflixのコンテンツの多さ、映画の劇場公開の有無についても発言


《伊藤万弥乃》

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伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。

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