クリエイティブをアップデートする「6秒企画」が切り開く、デジタル広告制作の可能性【映像業界求人】

短尺動画に特化した映像制作を手がける「6秒企画」では、現在映像エディターを募集中。代表取締役の二宮氏に6秒企画を立ち上げた背景やクリエイティブへの想い、どのような人材を求めているかについて話を伺った。

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サイバーエージェントの100%子会社としてオンライン動画広告の制作を手がける、6秒企画

視聴者にとってTikTokやYouTubeショートといった短尺動画が身近な存在となっている現在、企業には「短い時間でいかに製品やサービスの魅力を訴求できるか」が問われているといっても過言ではない。

オンラインならではの強みを分析し、短尺動画に特化した映像制作を続けている6秒企画では、現在、映像エディターを募集中。今回は、代表取締役社長の二宮功太氏に、6秒企画を立ち上げた背景やクリエイティブへの想い、どのような人材を求めているかについて話を伺った。

二宮功太氏

オンラインならではの強みを活かしたクリエイティブとは

ーーはじめに、6秒企画を立ち上げた背景について教えてください。

もともと僕は、親会社のサイバーエージェントでクリエイティブディレクターやプランナーがいるブランドクリエイティブ部門の責任者兼プレイヤーとして活動していました。

当時の動画制作はテレビCMを多く手がけている会社に外注していたのですが、サイバーエージェントの「インターネットならではの方針や戦略を反映したものづくり」を外注先と共有するのが難しかったんです。そういった戦略的な側面の推進と、社内で完結させたほうがコスト面でもメリットがあるというビジネス的な側面を解決するために生まれたのが6秒企画でした。

ーー戦略的な側面……。テレビCMとオンラインの動画広告の違いはいったい何なのでしょうか。

例えばテレビ番組は大きな画面で観ますが、YouTubeはテレビやパソコンではなくスマートフォンで観る人が多いので、画角が異なりますよね。また、テレビ番組のように家でまったり観るのか、YouTubeのように会社に行く移動中にスマートフォンで観るのかといった視聴態度、視聴者層もまったく違う。それなのに、テレビCMをただ短くしたような広告を作っても意味がないと思ったんです。媒体の特性に合わせたクリエイティブを作ることが大切だと思いました。

ーーなるほど。たしかにテレビ番組とYouTubeでは気分やシチュエーションが違いますし、クリエイティブが変わるほうが必然というのも頷けます。続いて、オンラインの動画広告を手がけるなかで見えてきた、オンラインならではの強みを教えてください。

テレビ番組だと「夕方のアニメは子どもの視聴者が多い」「21時以降は会社員向け」などターゲティングがざっくりしてしまうのですが、オンラインではかなり細かくターゲティングできるのが強みだと思います。年齢や性別、趣味嗜好など検索エンジンに蓄積されたさまざまなデータをもとにターゲティングして、ターゲットごとにクリエイティブを変えられるんです。

たとえば、テレビCMが「アニメが好きな子ども向け」とざっくりターゲティングする一方で、オンラインでは「年齢は○歳で、AとBというアニメが好きで、……」など細かく見えてくる。ターゲットが細かい分、それだけクリエイティブのパターン数が増える点も特徴だと思います。

ーー案件によるとは思うのですが、だいたい何パターンぐらい作るのでしょうか?

私たちは制作会社なので、ブランドクリエイティブ部門がどのような企画を考えるかにもよるのですが、最低でも5パターンほど作りますね。また、納品をして終わりではないのも面白いところで……。配信後に効果があったものをさらにブラッシュアップし、複数パターンを作り直して再配信することもあるんです。なので、パターン数といっても一概にはいえません。今は納品から改善まで同じチームで行っていますが、今後は運用に特化したチームを作ることも視野に入れています。

ーーオンラインだと細かくターゲティングできる上に、毎日さまざまな情報が蓄積されるぶん、ターゲティングの質も日々変わっていきますよね。制作と改善を繰り返すためにも、クリエイティブのスピード感が大切なのでしょうか。

そうですね。効果を上げるためにさまざまなパターンを試さなければならないので、スピーディーな対応が求められると思います。案件や予算規模によっても変わりますが、最近の案件だと依頼から納品まで一ヶ月ほどで完成したものもありました。

テクノロジーへの投資が、労働環境改善やスピードアップにつながる

ーー御社ではCGやAIなどテクノロジーを駆使しながら制作されているとのことですが、具体的にどのような制作方法をとっているのか、教えてください。

これまでの映像業界では、ロケに行き撮影をして、撮影データを持ち帰って編集して……というやり方が主流だったのですが、それだと時間がかかってしまいますし、スタッフにも負担がかかります。もちろん6秒企画でもその手法を取ることもありますが、親会社のサイバーエージェントがCGやAIを活用した制作技術に投資していることもあり、LEDウォール(※LEDに背景を投影する技法)等を活用したロケ時間の短縮が実現できています。

なので、本来は3~4日ほどかかる撮影を1日で終えられることもあるんです。健康的な働き方を推進し、スピーディーに新しいクリエイティブを作り上げていくための制作技術を活用できるのも、6秒企画の特徴ですね。

「6秒企画」オフィスの様子

ーー映像業界の労働環境が問題視されることも多いなかで、テクノロジーを駆使するのは大切なことだと思います。労働環境以外で二宮さんが業界に感じている課題があれば、お聞きしたいです。


《高城つかさ》

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高城つかさ

言葉と人生 高城つかさ

1998年、神奈川県出身東京都育ち。19歳のころよりフリーランスとして活動をはじめ、エンタメやライフスタイルにまつわる記事を執筆。趣味は散歩、写真を撮ること。好きな食べ物は焼き鳥。