アカデミー賞、演技部門の複数ノミネート解禁やAI関連規定の強化、国際長編エントリー基準の改正を発表

アカデミー賞の第99回授賞規則改正が発表された。演技部門で同一カテゴリーの複数ノミネートが可能に、脚本部門で人間執筆のみが対象と明記、生成AI使用に関する規定を強化。国際長編映画部門は主要映画祭の受賞作が直接エントリー可能に変更された。

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アカデミー賞、演技部門の複数ノミネート解禁やAI関連規定の強化、国際長編エントリー基準の改正を発表
アカデミー賞、演技部門の複数ノミネート解禁やAI関連規定の強化、国際長編エントリー基準の改正を発表

米映画芸術科学アカデミーは2026年5月1日(現地時間)、理事会で第99回アカデミー賞の授賞規則、インクルージョン基準などの改正を発表した。選考対象は、2026年1月1日から12月31日までに劇場公開の要件を満たした長編映画となる。

改正は広範囲に及ぶ。演技部門での複数ノミネートの容認、国際長編映画部門の応募経路拡大、生成AIに関する規定の明確化など、近年の映画産業の変化を色濃く反映した内容だ。


演技部門で同一カテゴリーの複数ノミネートが可能に。人間の演技のみを選考対象とする規定も明文化

演技部門では、同一カテゴリーで上位5票以内に入れば、同じ俳優が複数の演技でノミネートされる。他の賞カテゴリーでの業績評価の慣行と足並みをそろえるための措置だ。あわせて、選考対象は映画の正式なクレジットに記載され、人間が本人の同意のもとに演じた役柄に限ると明記された。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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