終了既報の「Sora 2」、OpenAIがCODAへも正式報告。26年度より生成AIの実態調査へ

一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は2026年3月27日、OpenAIより同社の動画生成AI「Sora 2」について、アプリおよびAPIを含むプロダクトとしての提供を終了するとの報告を受領したと発表した。

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終了既報の「Sora 2」、OpenAIがCODAへも正式報告。26年度より生成AIの実態調査へ
終了既報の「Sora 2」、OpenAIがCODAへも正式報告。26年度より生成AIの実態調査へ

一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は2026年3月27日、OpenAIより同社の動画生成AI「Sora 2」について、アプリおよびAPIを含むプロダクトとしての提供を終了するとの報告を受領したと発表した。同サービスについては、日本の既存アニメーション等に酷似する映像が生成されているとして、CODAが2025年10月に要望書を提出し、協議を続けていた。


「Sora 2」の学習データとオプトアウト方式に対する懸念

OpenAIが2025年9月30日に提供を開始した「Sora 2」について、CODAは日本の既存コンテンツに酷似する映像が多数生成されている事実を確認し、日本コンテンツを無断で学習データとして取り込んでいる可能性を指摘していた。CODAは、特定の著作物がほとんど再現か、酷似して生成される状況下では、学習過程での複製行為そのものが著作権侵害に該当し得るとの見解を示している。

また、当時のOpenAIは著作物の扱いについて「権利者からの申請によるオプトアウト(事後除外)方式」で対応していると報じられていた。しかし、著作物の利用に原則として事前の許諾を必要とし、事後的な異議申し立てで侵害責任を免除する規定がない日本の著作権制度の観点から、CODAはこれを問題視。2025年10月27日付で、CODA会員社のコンテンツを無許諾で学習対象としないこと、および侵害申立てへ真摯に対応することを求める要望書を提出していた。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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