株式会社HIKE Holdingsは2026年3月23日、傘下の3DCGアニメーション制作会社「株式会社しいたけデジタル」の社名を「株式会社Infinity1(インフィニティワン)」に変更したと発表した。あわせて、新たなコーポレートサイトを公開している。
社名変更の背景とグループ内での役割明確化
旧しいたけデジタルは1998年に創業し、長年にわたり3DCG制作を手掛けてきたスタジオである。近年の参加作品には『劇場版セーラームーンCosmos(後編)』や映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』(ともに2023年、CG元請)、劇場版アニメーション『ベルサイユのばら』(2025年、制作協力)などがある。
同社は2024年にHIKEの完全子会社となって以降、HIKEグループのアニメーションレーベル「100studio」との連携を進めてきた。今回の社名変更は、両スタジオの機能と役割を明確化し、グループ全体のアニメーション制作能力を最大化させることを狙いとしている。
新社名「Infinity1」の由来と100studioとの関係
新社名「Infinity1」は、旧しいたけデジタルのこれまでの実績をベースに、HIKEグループのアニメーションレーベル「100studio」と対になる「001」という数字を起点として命名された。
具体的には、以下の3つのメッセージを軸としている。
Infinite Ideas, One Vision(無限のアイデア、一つのビジョン)
OO1: The beginning of infinite possibilities(無限の可能性、始まりは1から)
Infinite Innovation Begins from 1(無限大のイノベーションは1から始まる)
今後の展開:制作領域の拡大と元請体制への移行
Infinity1は、2Dアニメーションとのハイブリッド表現やセルルックCG、キャラクターアニメーションを主軸としている。今後は以下の3点を中心に事業体制の構築を進める。
1. 制作領域の拡大と元請体制の構築
従来の3DCG分野における制作協力にとどまらず、100studioとの共同制作を含め、作品全体を統括する元請スタジオとしての機能拡張を目指す。
2. 組織強化と制作体制の整備
今後の作品制作に向け、クリエイターの制作環境の整備や組織体制の見直しを行い、新たな人材の獲得を図る。
3. スタジオ間シナジーの創出
HIKEグループ内における人材交流や技術研修を促進し、所属クリエイターの技術向上およびグループ全体の品質底上げを図る。
HIKEグループは、2Dアニメーションを中心とする「100studio」と、3DCGに強みを持つ「Infinity1」の両輪を整備することで、多様化するアニメーション制作ニーズへの対応を進めていく構えだ。




