トムス・エンタテインメント、台湾アニメスタジオ「小紅帽動畫」と業務提携 制作体制の安定化と人材育成を強化

深刻化する制作ライン逼迫と人材不足の解消へ。トムスが台湾の実力派スタジオと提携を発表。単なる外注関係を超え、技術共有や人材育成を含めた強固なパートナーシップを構築し、高品質なアニメを持続的に提供する「アニメSDGs」の実現を目指す。

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トムス・エンタテインメント、台湾アニメスタジオ「小紅帽動畫」と業務提携 制作体制の安定化と人材育成を強化
トムス・エンタテインメント、台湾アニメスタジオ「小紅帽動畫」と業務提携 制作体制の安定化と人材育成を強化

株式会社トムス・エンタテインメント(以下、トムス)は2026年1月8日、台湾のアニメーション制作スタジオ・小紅帽國際動畫有限公司(R. Animation Co., Ltd.、以下「R. Animation」)との業務提携を発表した。

本提携は、国内外で高まるアニメ需要に対し、高品質な作品を持続的に提供できる制作体制の構築を目的としている。両社はプロダクション業務の連携に加え、技術やノウハウの共有を行い、日台間でのクリエイター育成と制作ラインの安定化を図る。


背景にある「制作ラインのひっ迫」と「クリエイター不足」

日本動画協会の「アニメ産業レポート2024」によると、年間300作品超という高水準で制作され続ける日本アニメは、海外人気の高まりや配信プラットフォームの普及により市場拡大が続いている。しかしその一方で、制作現場は深刻なリソース不足に直面している。

少子高齢化に伴うベテランクリエイターの高齢化や、新人育成の難しさにより、国内の制作ラインは慢性的にひっ迫している。トムスはこの課題に対し、単なる外注先としての関係ではなく、強固なパートナーシップに基づく「安定した制作体制」の構築が不可欠であると判断。技術力と育成システムに定評のある台湾スタジオとの提携に至った。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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