テレ東HD、第1四半期は過去最高益を達成。アニメ・配信が放送事業の利益を超える

テレ東HDはアニメ・配信事業の好調により過去最高益を達成し、IP展開と配信の両輪で収益を拡大。

ビジネス 決算
テレ東HD、第1四半期は過去最高益を達成。アニメ・配信が放送事業の利益を超える
テレ東HD、第1四半期は過去最高益を達成。アニメ・配信が放送事業の利益を超える

株式会社テレビ東京ホールディングスが2025年7月31日に発表した2026年3月期第1四半期(2025年4月~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比10.5%増の395億3,600万円、営業利益が同186.3%増の32億7,100万円となり、売上高・各利益ともに第1四半期として過去最高を記録した。特筆すべきは、かねてより成長を続けてきた「アニメ・配信事業」の営業利益が18億8,900万円(同325.5%増)に達し、「地上波・BS放送事業」の営業利益15億4,300万円(同89.8%増)を上回った点だ。これは、同社の収益構造が放送事業を主軸としながらも、IP(知的財産)活用によるライツビジネスへ大きくシフトしていることを象徴する結果となった。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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