【映画関税は誰のアイデアか】ジョン・ヴォイトの“ハリウッド救済提案”とトランプ発言のギャップを検証

ジョン・ヴォイトがトランプ大統領に提案した「映画関税」や他の提案を比較し、トランプが発表した内容が一部に留まる中、ヴォイトの意図がどれほど理解されたかを検証する。

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俳優のジョン・ヴォイト
Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images 俳優のジョン・ヴォイト
  • 俳優のジョン・ヴォイト
  • ジョン・ヴォイト(左)とトランプ大統領(右)
  • President Trump Holds
  • 出典:トランプ大統領のTruth Sicialのアカウントよりhttps://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/114452117143235155

民主党支持者が多いハリウッドにおいて、共和党支持者として有名な俳優ジョン・ヴォイト氏が先週末、トランプ大統領と会談したと報じられている(ガーディアン紙はトランプ氏の発表の前日に会談があったと伝えている)。そして、世界の映画産業を震撼させた「映画関税」発表はその会談後に飛び出したようだ。


そのジョン・ヴォイトはDeadlineの取材に応じ、彼の提案した内容の全てを開示した。そこには、連邦政府に対して映画製作への税額控除などを求める内容が並ぶ。関税に関する言及もあるが、それはあくまで提案の一部に過ぎない。

果たして、トランプ大統領はヴォイト氏の提案を受け入れて「映画関税」の発言をしたのだろうか。ヴォイト氏の提案内容とトランプ大統領の発表内容を比べてみよう。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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