フジテレビ、企業風土改革へ本格始動──第三者委報告に基づく施策とダルトン提案の構造改革を比較

フジテレビは第三者委員会の報告を基に、企業風土改革を発表。人権重視や組織再編など8つの施策で信頼回復を目指す。一方、アクティビスト株主ダルトンは異なる構造改革案を提案している。

ビジネス 企業動向
フジテレビ社屋
Photo by Carl Court/Getty Images フジテレビ社屋
  • フジテレビ社屋
  • フジサンケイグループ代表 日枝久氏
  • フジテレビ、企業風土改革へ本格始動──第三者委報告に基づく施策とダルトン提案の構造改革を比較
  • フジテレビ社屋

株式会社フジ・メディア・ホールディングス(以下、FMH)と同社子会社の株式会社フジテレビジョン(以下、フジテレビ)は2025年4月30日、人権・コンプライアンスに関する問題を受けた抜本的な企業風土・ガバナンスの改革施策をとりまとめたことを発表した。3月31日に公表された第三者委員会の報告書を踏まえて策定された内容で、同社は、今回の改革は組織の根本的な課題に向き合い、信頼回復を目指す強い決意を示すものだとしている。また同日、FMHは特別損失の計上と業績予想の修正も発表しており、厳しい経営状況も明らかにした。



《杉本穂高》

関連タグ

杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

編集部おすすめの記事