一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、2025年9月1日に『デジタルコンテンツ白書2025』を発刊する。同白書によると、2024年の日本のコンテンツ産業の市場規模は、前年比103.1%の14兆288億円に達し、調査を開始した2001年以降で過去最高を更新、初めて14兆円の大台を突破したことが明らかになった。映像をはじめとするコンテンツビジネスの現状と将来展望を知るための重要資料となりそうだ。
特集は「大阪・関西万博」と「クリエイターエコノミー」、映像・メディア各分野の最新動向も網羅
経済産業省が監修する本書は、国内のコンテンツ市場に関する最新データと詳細な分析を提供する年鑑。巻頭特集では、「大阪・関西万博における新たな挑戦」と「クリエイターエコノミーの市場規模」という、現代のコンテンツ産業を象徴する2つのテーマを深掘りしている。
第2章では、過去最高を記録した市場規模の詳細なデータを基に、日本のコンテンツ産業の動向を多角的に解説。続く章では、コンテンツ分野別の動向として「アニメーション」や「映画」「ライブエンターテインメント」、メディア分野別の動向として「放送」「モバイルコンテンツサービス」など、映像関連ビジネスに不可欠な各分野の現状を専門家が執筆している。さらに、アメリカ、中国、韓国の海外動向も収録しており、事業戦略の立案や企画開発に役立つ情報が網羅されている。
9月4日には発刊記念オンラインセミナーを無料開催、万博プロデューサーらが登壇
白書の発刊を記念し、2025年9月4日にはオンラインセミナー「2025年コンテンツ業界の現在地:万博×クリエイター経済の最前線」が無料で開催される。
第1部では、DCAJの主任研究員が過去最高を更新した2024年の市場規模について解説。第2部のパネルディスカッションでは、大阪・関西万博の会場運営プロデューサーである石川勝氏が登壇し、リアルとデジタルを融合させた新たな万博体験の狙いや社会的背景について語る。また、PT. MU Research and Consulting Indonesiaの新村高史氏が、急成長するクリエイターエコノミーの現状と展望を解説する。最新データと第一線で活躍する専門家の知見を得られる貴重な機会となるだろう。
『デジタルコンテンツ白書2025』概要
発行日:2025年9月1日
監修:経済産業省 商務・サービスグループ
編集・発行:一般財団法人デジタルコンテンツ協会
定価:27,500円(本体25,000円+税10%)
事前申込期間:2025年8月20日(水)~8月27日(水)
期間中の申込で、発行日9月1日に配送。
発刊記念セミナー概要
日時:2025年9月4日(木)16:00~17:30
形式:オンライン(Zoom Webinar)
参加費:無料