一般社団法人 日本アニメフィルム文化連盟(以下、NAFCA)は、東京、大阪、名古屋、福岡、新潟の全国5都市で2024年11月9日(土)に開催するアニメータースキル検定の申し込みを8月20日(火)より開始した。
現在のアニメ制作現場では人員不足やスキル不足が深刻な問題に。20年前と比べると年間のアニメ製作本数は3倍以上になった一方で、現場で一枚一枚絵を描くアニメーターの人数は、2010年に4,500人程度、2020年に5,200人程度と制作本数と比較して大きな伸びはなく、人材獲得・育成は喫緊の課題となっている。そこで「アニメに未来があることを信じたい」をビジョンとして掲げているNAFCAでは、アニメーターを目指す方のスキルの向上や、より多くの方にアニメ制作への興味を持ってもらうきっかけとして役立ててほしいと考え、アニメータースキル検定の開催を決定した。
11月9日(土)に行われる第1回アニメータースキル検定では、「トレス・タップ割り検定」の6級と5級を開催。この「トレス・タップ割り検定」はアニメーターのスキルの土台となる「動画」という分野の中でも基礎である「トレス」と「タップ割り」の技術を測る。6級では原画トレスが、5級では目パチ・口パクが課題となる。
なお、この検定の公式テキストも9月上旬に発売予定。詳細は公式サイト他にて発表される。
「アニメータースキル検定」(略称:アニ検)実施概要
開催日時:2024年11月9日(土)13時開始予定 (検定時間4時間)
開催場所:東京、大阪、名古屋、福岡、新潟
実施内容:トレス・タップ割り検定6級、5級
検定料金:6級 7,200円(U-18割 6,700円)、5級 9,600円(U-18割 9,100円)
詳細・申し込みサイト:https://aniken.sikaku.gr.jp/