デヴィッド・エリソン氏。Photo by Dia Dipasupil/Getty Images
BloombergとScreen Dailyの報道によると、映画制作会社のスカイダンス・メディアがパラマウント・グローバルの大株主であるナショナル・アミューズメンツの買収に向けた提案を出したとのことだ。スカイダンス・メディアのデヴィッド・エリソン氏は、パラマウント・グローバルの主要資産であるパラマウント・ピクチャーズを買収する方法を模索しており、パラマウント・グローバルの議決権株式の約77%を支配するナショナル・アミューズメンツを買収することで実現しようとしているという。
もし買収が決定すれば、長らくパラマウントの大作映画(『トップガン マーヴェリック』や『ミッション:インポッシブル』シリーズなど)の共同資金提供者であるスカイダンスとパラマウント・グローバルが統合し、その後に他のパラマウント・グローバルの資産が売却されると考えられている。また、パラマウント・グローバルの時価総額が80億ドル以上を超えていることを考慮すると、エリソン氏の父親であり、数十億ドルの富豪であるソフトウェア大手のオラクル創業者ラリー・エリソン氏が買収の支援者となる可能性が高い。