パラマウント・グローバル、動画配信への多額の投資で大赤字に【決算から映像業界を読み解く】#23

メディア・コングロマリットのパラマウント・グローバル(旧:バイアコムCBS)が、業績悪化に苦心している。

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パラマウント・グローバル、動画配信への多額の投資で大赤字に【決算から映像業界を読み解く】#23
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メディア・コングロマリットのパラマウント・グローバル(旧:バイアコムCBS)が、業績悪化に苦心している。

2023年1Qの売上高は前年同期間比1%減の72億6,500万ドルとなり、12億2,600万ドルの営業損失(前年同期間は7億200万ドルの営業利益)を計上した。

パラマウントは2022年1Qも減収で、市場予想を下回っていた。今期は予想外の営業損失を出している。株価は5月に入って3割近く下げ、5月22日には3年1か月ぶりの安値をつけている。

主力のテレビ事業は動画配信サービスに顧客を奪われて減収が続いており、投資を加速するParamount+は加入者数が伸び悩んでいる。足元ではテレビ事業を中心としたリストラ策に奔走しているが、そのペースは緩やかだ。

広告収入が7%減少

パラマウントは2022年5月27日に日本公開した『トップガン マーヴェリック』の興行収入が、10億ドルを超えるヒットを飛ばしたものの、会社全体としての大幅な増収には繋がらなかった。


《不破聡》

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