5月5日(金・祝)、インテックス大阪にて「大阪コミコン2023」が開幕した。
国内外のマンガや映画を中心としたポップ・カルチャーを楽しめる本イベントは5月7日(日)まで、合計で3日間開催される。「大阪コミコン2023」は関西、また大阪で初の開催となった。当初は2022年に初開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け中止となっていた。各地で例年を超える人手の多さを感じられる今年のゴールデンウイークだが、初開催の「大阪コミコン2023」も大きな盛り上がりを見せていた。
今回は、開催初日の5日(金・祝)現地を訪れ、オープニングセレモニーや各ブースを回ってみた感想をレポートする。
マッツ・ミケルセン、ミリー・ボビー・ブラウンら豪華海外セレブが登場!オープニングセレモニー
開催初日、最初のステージイベントとなるオープニングセレモニーには8名の豪華来日セレブが登場。開場と同時にステージに向かう人も多く、立ち見席が埋まるほど開幕にふさわしい大盛況となっていた。
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観客の期待が高まる中、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでヨンドゥ役を演じるマイケル・ルーカー氏がセレモニー前にサプライズ登場。フレンドリーに観客に挨拶してくれたことで、会場の雰囲気が一気に和やかになった。セレモニーが始まると、東京コミックコンベンション代表取締役社長の胸組光明氏が登壇し、「(先ほどのルーカー氏のサプライズのように)海外セレブの存在を身近に感じられるのがコミコンの魅力。その魅力を、大阪に持ってきたかった」と挨拶した。
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セレモニーには、マイケル・ルーカー氏のほか、ヨーナス・スオタモ氏(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』チューバッカ役)、ミーシャ・コリンズ氏(「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」カスティエル役)、トム・スターリッジ氏(「サンドマン」ドリーム/モーフィアス役)、ダニエル・ローガン氏、マッツ・ミケルセン氏(「ハンニバル」レクター役)、C.B.セブルスキー氏(マーベル・コミック編集長)、ミリー・ボビー・ブラウン氏(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」イレブン役)ら豪華海外セレブが登場。それぞれ、日本語を交えた挨拶で客席から大歓声と大きな拍手が巻き起こった。
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セレモニーの最後には、開催を記念した鏡開きが行われ、華々しい開幕となった。
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ブース①:1時間以上の入場待機列も…物販エリア
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マーベルやスター・ウォーズのグッズが購入できる物販エリアには日中長蛇の列ができていた。入場規制によりポップアップストアに入るまで、1時間以上の待ち時間もあったようだ。ここでは、コミコンならではの特典として先行販売のグッズなども並んでおり、非常に賑わっていた。
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ブース②:新作公開中で熱量があがる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
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5月3日(水)に公開されたばかりの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』もシリーズの集大成となるブース展示がされていた。ガーディアンズたちと一緒に集合写真が撮れるエリアや、これまでの作品の軌跡を振り返ることができる展示に、新作を鑑賞済みの人もこれからの人も、高い熱量で楽しむことができるだろう。
ブース③:国内アニメもコミコンに登場。TVアニメ『進撃の巨人』
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海外作品の出展が多い印象が強いコミコンの中で、国内アニメが単独で出展しているのがとても新鮮に感じられた。シリーズ最終回の放送・配信を控える『進撃の巨人』は作中に登場する超大型巨人のオブジェと共に、「巨人のうなじを切り取る」ミッション(ミニゲーム)が用意されていた。調査兵団の指示のもと、ミッションに参加できる。ミッションを体験してみると意外と難しく、クリアすることができなかった。ぜひブースを訪れた人はチャレンジしてみてほしい。
ブース④:快適な環境で配信前のオリジナル音声コンテンツを楽しめる。Amazon オーディブル
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Amazon オーディブルはコミコンに初出展。6月28日(水)にAudibleで独占初公開を予定している「Marvel’s・ウェイストランダーズ:スターロード」を特別なマッサージチェアに座りながら優れた音響で10分間先行して楽しむことができる。台数は2台と限られているが、新鮮な音声コンテンツを楽しめる貴重な機会となっている。
そのほか、追加料金で楽しめる大阪ならではの有料エンタテインメント体験ブースや、エンタメコンテンツに登場する乗り物が展示されている「スーパーライド」、そしてコスプレイヤーたちとの出会いなど、場内で丸一日楽しむことができる内容が揃っている。また、ブースではコミコン特別価格で販売されているグッズも多く、お得に手に入れるチャンスもあった。
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初日は、開場1~2時間前から会場外に長蛇の列ができており、会場は日中も非常に混み合っていた。そのため、ある程度混雑を想定して現地に到着することを推奨したい。
個人的には、出展ブースがもっと多いことを期待していた部分はあったが、来場者が多く活気づいていたこともあり、初の大阪開催としては来場者の満足度も高く、成功となったのではないかと感じられた。本日以降の盛り上がりにも期待したい。