公益財団法人ユニジャパンは9月17日、第39回東京国際映画祭(TIFF)併設のコンテンツマーケット「TIFFCOM 2026」(10月28日~30日、東京都立産業貿易センター浜松町館)において、『アベンジャーズ』シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が設立したスタジオ「AGBO」の経営幹部によるキーノートを開催すると発表した。
あわせて、一般社団法人日本動画協会によるアニメ産業の市場規模速報値の発表など、カンファレンスの第2弾ラインナップと、「Tokyo IP Market」への追加参加企業を公表した。
TIFFCOMは今年23回目を迎えるアジア有数のビジネス・コンテンツマーケットで、映画、テレビ、アニメなどのコンテンツホルダーとバイヤー、プロデューサーが各国から集まる。主催は経済産業省、総務省、ユニジャパン。
AGBOのブレアトン氏とヒューズ氏が「クリエイター主導」の技術活用を語る
キーノート「テクノロジーが拓く、ストーリーテリングの未来」は10月29日11時30分からPort Hallで実施される。
登壇するのは、AGBO共同経営者のクリス・ブレアトン氏と、同社最高科学責任者(CSO)のドミニク・ヒューズ氏。モデレーターはVarietyアジア担当エディターのナーマン・ラマチャンドラン氏が務める。セッションでは、新しいツールの導入自体ではなく、それをいかにクリエイター主導で活用するかという観点から、AIや機械学習がクリエイティブ・プロセスで果たす役割、映画・テレビ・ゲーム・インタラクティブエンターテインメントにおける次世代の表現の可能性が議論される。
ブレアトン氏はメディア・エンターテインメント業界で戦略、ディールメイキング、事業運営に30年以上携わってきた。AGBO参画以前はAmazon MGM Studiosのコーポレート戦略担当副社長として、企業戦略およびMGMのAmazonへの統合を統括。それ以前はMGMスタジオで同社を率い、Amazonによる84億5,000万ドルでのMGM買収において取引を主導した。

ヒューズ氏はアルゴリズム、機械学習、AIの専門家で、音声ニュースアプリ「Swell」を共同創設(2014年にAppleが買収)、その後Apple NewsにおけるAIおよび言語モデルの設計・実装を率いた。現在はカリフォルニア大学バークレー校のLogic Groupで客員研究員を務める。

AGBOは2017年設立のクリエイター主導型の独立系スタジオ。ルッソ兄弟とAGBOは世界興行収入70億ドル以上を記録し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を含む17作品で全世界初登場1位を獲得している。現在は2026年12月18日公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』のポストプロダクションを進めており、今年後半には『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』の撮影開始を予定する。いずれもマーベル・スタジオとの共同製作となる。








