文化庁「ndjc2026」製作実地研修、参加監督4名が決定。制作プロダクションも発表

文化庁ndjc2026の製作実地研修で監督4名と制作プロダクションが決定。短編は2027年1月完成、3月上映。監督は稲川悠司、軽澤杏乃、小山祥平、佐飛実弥。

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映像産業振興機構(VIPO)は9月8日、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2026」(令和8年度若手映画作家等の育成事業)の製作実地研修に参加する監督4名を発表した。あわせて、各監督の作品を支える制作プロダクションも決定した。短編作品の完成は2027年1月、上映会は同年3月に予定されている。

参加監督4名と制作プロダクションが決定

選出されたのは、稲川悠司、軽澤杏乃、小山祥平、佐飛実弥の4監督(五十音順)。

稲川悠司は1997年愛知県生まれ。愛知大学経営学部卒業。監督作『秋の風吹く』が「ぴあフィルムフェスティバル2024」で準グランプリを受賞し、『THANK』が同フェスティバル2026に入選した。推薦団体はPFFで、制作プロダクションは東京テアトルが担当する。

軽澤杏乃は2002年大阪府生まれ。軽澤杏乃は2002年大阪府生まれ。神戸女学院大学文学部総合文化学科在学中に、恩師・松岡奈緒美監督の紹介で、16mmフィルムで撮影を行うシネマ・スコラ(主催:CO2)に参加した。卒業後は映画美学校に通い、フィクション・コース初等科の修了制作作品『洗濯話』が「鶴川ショートムービーコンテスト2025」で観客賞を受賞した。推薦団体は鶴川ショートムービーコンテスト実行委員会、制作プロダクションは日テレ アックスオンである。

小山祥平は1998年東京都生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府博士前期課程修了。横浜都市文化ラボ主催のワークショップ「望月六郎の熱血映画塾」で映画制作を学び、大学院在学中は、横浜市で地域映画を制作する市川徹監督の現場に参加した。卒業後は、テレビドラマの現場に演出部として参加し、2025年には監督作『阿片窟の二人』が「第26回TAMA NEW WAVE」の「ある視点」部門に入選している。推薦団体はTAMA映画フォーラム実行委員会、制作プロダクションはTOHOスタジオが務める。

佐飛実弥は1997年福井県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。2024年に映画美学校フィクション・コースに入り映画制作を開始し、修了作品『あわい』が「うえだ城下町映画祭」「SAITAMAなんとか映画祭」などで入選・受賞した。推薦団体はうえだ城下町映画祭、制作プロダクションはPADMAである。

短編作品は2027年1月完成予定

製作実地研修では、講師による脚本指導を経たうえで、制作プロダクションの協力のもと、プロのスタッフとともに短編映画を製作する。脚本講師には、ndjc2026スーパーバイザー/プロデューサーの安藤親広氏、脚本家の小寺和久氏、同じく脚本家の田中幸子氏が名を連ねる。

今後のスケジュールは、9月から10月に脚本開発、11月から12月上旬に撮影、12月から2027年1月に仕上げを行い、2027年1月に作品が完成する。作品発表となる上映会は2027年3月に予定されている。

次代の長編監督発掘を目指す

ndjcの完成作品は、Netflixで独占配信されている。9月1日からは「ndjc2024」の完成4作品が「コレクション6」として新たにラインナップに加わった。

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)は、優れた若手映画作家を公募し、本格的な映像製作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するワークショップおよび製作実地研修を実施するとともに、作品発表の場を提供する事業である。次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目的としている。詳細はndjc公式サイトに掲載されている。

《Branc編集部》

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