ソニーグループが7月31日に発表した2026年度第1四半期(4~6月期)の連結決算は、売上高2兆8,378億円、営業利益4,765億円で、どちらも第1四半期として過去最高となった。ゲーム、音楽、イメージング&センシングが利益成長を引っ張り、アニメや映画、音楽カタログをまたぐグローバルIP戦略の輪郭がいっそうはっきりしてきた。
売上高は前年同期比8%増の2兆8,378億円、営業利益は40%増の4,765億円。株主帰属の四半期純利益も32%増の3,422億円と、大幅な増益だった。
ソニーが進めてきた「エンタテインメント、IP、クリエイションテクノロジー」への事業シフトが、四半期業績にもくっきり表れた決算といえる。ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)、音楽、イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)がそろって第1四半期の最高益を更新し、グループ全体の利益を押し上げた。
なお、7月28日に発生した令和8年熊本地震で、熊本県菊陽町の半導体生産拠点が稼働を止めている。業績への影響は現時点で合理的に見積もれず、通期見通しには反映されていない。
エンタメとテクノロジーの両輪で1Q過去最高益
第1四半期の連結業績は売上高が8%増の2兆8,378億円、営業利益が40%増の4,765億円。営業利益率も前年同期の13.0%から16.8%へ大きく改善した。税引前利益は34%増の4,775億円、株主帰属の四半期純利益は32%増の3,422億円である。
円安も追い風にはなったが、増益は為替だけが理由ではない。ゲームでは米国関税の還付が利益を押し上げ、音楽ではストリーミングとライブ・物販が伸びた。I&SSでは、モバイル向けイメージセンサーの顧客構成と商品構成の改善が大きく効いている。
ソニーはこの3分野、G&NS、音楽、I&SSがいずれも第1四半期として過去最高益を更新したと説明する。ゲーム、音楽、アニメ配信、イメージセンサーといった領域が全体の収益を支えた格好だ。

