カンヌ国際映画祭の併設マーケット「マルシェ・ドゥ・フィルム」の中で、ドキュメンタリー映画に特化したインダストリープログラムとして展開されているのが「Cannes Docs」だ。期間中、会場には世界各地から映画祭関係者、セールスエージェント、プロデューサー、監督、放送関係者らが集まり、連日にぎやかな交流が繰り広げられていた。
今年は日本がマルシェ・ドゥ・フィルムの「カントリー・オブ・オナー」に選ばれたこともあり、新たなパートナー映画祭のひとつに山形国際ドキュメンタリー映画祭が加わったことにより、日本ドキュメンタリー界との接点が広がった。
世界のドキュメンタリー産業の中で、Cannes Docsはどんな役割を果たしているのか。グローバルなエコシステムが変化するなか、作り手たちが直面している課題とは何か。そして拡大を続けてきたCannes Docsは、この先どこへ向かおうとしているのか。ディレクターのPierre-Alexis Chevit氏に話を聞いた。

Cannes Docsとは?
Cannes Docsは、マルシェ・ドゥ・フィルムの主要プログラムのひとつで、ドキュメンタリーに関わる映画作家、プロデューサー、セールス、映画祭関係者らに向けた専門プラットフォームである。会期中はパネルディスカッションやショーケース、プレゼンテーション、交流イベント、ドキュメンタリーに特化した「Doc Day」などを開催。作品や企画を国際的な映画産業とつなぎ、新たなネットワークやコラボレーションを生み出す場になっている。









