僕たちの映画館2026製作委員会は、イマーシブ公演「世界線選択ゲーム『僕たちの映画館』」を2026年8月1日から8月31日まで、東京・神保町の岩波神保町ビル10階で開催する。チケットは7月1日18時から前期期間分の販売を開始する。
本作は、取り壊しが予定されている岩波神保町ビルの映画館を舞台に、観客自身の選択によって物語が変化する体験型エンターテインメント。脚本は、TRPGシナリオ『カタシロ』で知られるシナリオライターのディズム氏が担当。企画・プロデュースは、物語体験企画ユニット「櫓(やぐら)」が手がける。
取り壊し前の岩波神保町ビルを舞台にした1カ月限定のイマーシブ公演
会場となる岩波神保町ビルは、東京都千代田区神田神保町に位置する複合ビルであり、出版文化の中心地・神保町を象徴する存在として親しまれてきた。かつてはミニシアターを擁し、世界各国の優れた映画を紹介する文化発信拠点としても知られ、国内外の多様な映画作品を紹介する文化発信拠点として機能していた。
『僕たちの映画館』は、同ビルの取り壊しを前に、映画館空間を活用して実施される最後の体験型イベントと位置づけられている。公演は、取り壊しを控えた歴史ある映画館で発見された“謎の映画フィルム”の上映会をきっかけに、参加者が現実とは異なる世界へ迷い込むという設定だ。
各回の体験時間は約70分、定員は最大24人。参加料金は平日5,000円、休日5,500円で、いずれも税込。ミニシアターの記憶や建物固有の文脈をコンテンツ化することで、単なる会場利用にとどまらない、場所性を生かしたイマーシブシアターとして設計されている点が特徴だ。
観客の選択で物語が分岐する「世界線選択ゲーム」
本公演のコンセプトは「世界線選択ゲーム」である。観客は物語を鑑賞するだけではなく、登場人物の声を聞き、自ら行動し、選択することで展開や結末に関与していく。
製作委員会は本作について、従来のイマーシブシアターとは異なる“歩くTRPG体験”と説明している。参加者は集団で公演に参加しながらも、物語の中に「自分」として巻き込まれ、劇中で見つけたものやキャストとの会話、選択した行動によって物語の見え方が変化する仕組みになっているという。
脚本は『カタシロ』のディズム氏 櫓が企画・プロデュースを担当
脚本を担当するディズム氏は、TRPGシナリオライター、脚本・演出家、配信者として活動している。代表作『カタシロ』はネット上で大きな反響を呼び、舞台化・映画化も実現した作品である。近年はTRPGにとどまらず、舞台、ゲーム、配信、リアルイベントなど、複数領域を横断する企画に携わっている。
ディズム氏は本作について、「映画の中に入っても、どうせ大したことはできない。自分の人生すら自分が主人公だと思えていないのに、映画に入ったからって急に変われるわけがない。でも何かのきっかけになるような、物語を通じてようやく気付けることがあるんじゃないかと」とコメントしている。
企画・プロデュースを担うのは、物語とテクノロジーを横断する物語体験企画ユニット「櫓」。制作はsalvo/TYO、演出は井上万葉氏が担当する。
公式サイト:https://bokutachi-no-eigakan.ya-gu-ra.com/
公式SNS:https://x.com/yagura_gumi

