2026年2月5日、ソニーグループ株式会社は2025年度第3四半期(2025年10月1日~12月31日)の連結業績を発表した。今回の決算は、金融事業(SFGI)のパーシャル・スピンオフを経て、ソニーが「エンタテインメント企業」としての純度をさらに高めたことを示すものとなった。
「継続事業」ベースでの売上高は前年同期比1%増の3兆7,137億円、営業利益は同22%増の5,150億円となり、いずれも第3四半期実績として過去最高を更新した。この力強い結果を受け、通期の営業利益見通しも前回予想から1,100億円引き上げられ、1兆5,400億円へと上方修正されている。
金融スピンオフ、成長を牽引するエンタメ関連事業
ソニーは2025年10月1日付で、金融事業を担うソニーフィナンシャルグループ(SFGI)のパーシャル・スピンオフを実行。これにより、従来の連結対象から金融事業が外れ、「非継続事業」として区分されるとともに、ソニーが継続保有する株式分については持分法が適用され、その投資損益が営業損益に含まれる形へと変更された。
この変更は、単なる会計上の処理にとどまらず、ソニーのリソースをエンタテインメントとテクノロジー領域に集中させる意思表示と言える。実際、今期の利益成長はゲーム(G&NS)、音楽(アニメ含む)、半導体(I&SS)の3分野が牽引しており、グループの収益構造のシフトが鮮明となっている。

