TBSHD、PLAZA展開のSLHを完全子会社化へ。IPマーチャンダイズとリテールメディア戦略を加速

TBSホールディングスが「PLAZA」運営会社を完全子会社化へ。長期戦略の要である「エクスペリエンス」領域を強化し、放送とリアル店舗の融合を加速させる。豊富なIPと全国の店舗網を掛け合わせ、リテールメディア化や商品展開で新たなシナジー創出を目指す。

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TBSHD、PLAZA展開のSLHを完全子会社化へ。IPマーチャンダイズとリテールメディア戦略を加速
TBSHD、PLAZA展開のSLHを完全子会社化へ。IPマーチャンダイズとリテールメディア戦略を加速

株式会社TBSホールディングス(以下、TBSHD)は2026年2月5日、連結子会社である株式会社スタイリングライフ・ホールディングス(以下、SLH)の株式を追加取得し、完全子会社化することを発表した。

現在、TBSHDはSLHの株式69.9%を保有しているが、SLHパートナーズ投資事業有限責任組合が保有する残り30.1%を取得することで、持ち分比率を100%とする。株式譲渡実行日は2026年3月27日を予定している。


長期計画にも掲げた「エクスペリエンス」領域の強化

TBSHDは2021年5月に策定した長期ビジョン「TBSグループ VISION2030」において、コンテンツ価値の最大化を目指す「EDGE戦略」を掲げている。この戦略では、「デジタル分野」「海外市場」に加え、「エクスペリエンス(ライブ&ライフスタイルなどを体験するリアル事業)」をコンテンツ拡張の最重点領域と定めている。

SLHは、「PLAZA」などの雑貨小売販売事業やビューティ&ウェルネス事業を展開しており、TBSグループ内においてライフスタイル事業の中核を担う存在だ。2023年9月にはSLHの自己株式取得によりTBSHDの持分比率を51%から69.9%へ引き上げるなど、これまでも連携を深めてきた経緯がある。

コンテンツIPとのシナジー追求、リテールメディア化を推進

今回の完全子会社化によりTBSHDは、グループ内のメディア・コンテンツセグメントとのシナジー創出をさらに加速させる狙いだ。

具体的には、TBSグループが持つ豊富なコンテンツIP(知的財産)を活用したマーチャンダイズ戦略の強化や、SLHが持つ店舗網や顧客接点を活用した「リテールメディア戦略」を推進する方針。これにより、放送や配信にとどまらない「エクスペリエンス」領域での事業拡大を図り、コンテンツ価値の最大化を目指す。

本件取引における株式取得の相手先は、SLHパートナーズ投資事業有限責任組合で、取得価格については株主間契約で定められたフォーミュラに基づき、公正妥当と考えられる価格で決定される。なお、株式譲渡実行日は3月27日を予定している。

《Branc編集部》

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