フジテレビ、「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名 ジェンダー平等推進を経営の重要課題に

フジテレビはジェンダー平等推進のWEPsに賛同し、多様性促進のための教育・組織変革を進める。

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Photo by Carl Court/Getty Images フジテレビ社屋

株式会社フジテレビジョンは2025年10月3日、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進するための原則「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に賛同し、署名したことを発表した。同社は、ジェンダー平等の推進や多様性の尊重を経営の重要課題の一つと位置づけ、社会に求められるコンテンツの提供と、誰もが安心して働くことのできる職場環境の実現を目指すとしている。

WEPsは、国連グローバル・コンパクトとUN Womenが共同で策定したもので、企業が職場や市場、地域社会においてジェンダー平等を推進するための7つの原則から構成されている。フジテレビでは、2025年4月に設立したサステナビリティ経営委員会において、代表取締役社長以下でWEPsの理念や構造について学習を重ね、経営課題としての理解を深めてきた経緯がある。

外部専門家監修の半年間プログラム始動 社員の意識改革と組織変革目指す

今回のWEPs署名を受け、フジテレビは具体的なアクションとして、社内プロジェクトチームを中心とした半年間の特別プログラムを開始する。このプログラムは、サステナビリティ経営委員会の外部アドバイザーである大崎麻子氏が監修を務める。最終的な目的は、国際基準に沿った人権・ジェンダーの学習を通じて、社員の行動変容と組織変革を促し、持続可能かつ包摂的な企業文化を形成することとしている。


《Branc編集部》

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