ディズニー、ワーナー、ユニバーサルが中国AI企業を提訴。生成AIによる著作権侵害に法的措置

ハリウッドの大手3社は中国のAI企業MiniMaxを著作権侵害で提訴。訴状によると、MiniMax社の「Hailuo AI」は、ユーザーがプロンプトを入力することで、ディズニー、ワーナー、ユニバーサルが権利を持つ著名なキャラクターの画像や動画を生成できるという。

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ディズニー、ワーナー、ユニバーサルが中国AI企業を提訴。生成AIによる著作権侵害に法的措置
Photo by cottonbro studio ディズニー、ワーナー、ユニバーサルが中国AI企業を提訴。生成AIによる著作権侵害に法的措置

ウォルト・ディズニー・カンパニー、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、ユニバーサル・ピクチャーズのハリウッド大手スタジオ3社は9月16日、中国のAI企業MiniMaxを著作権侵害でカリフォルニア州連邦裁判所に提訴した。スタジオ側は、MiniMaxが提供する画像・動画生成AIサービス「Hailuo AI」が、自社の映画やテレビ番組のコンテンツを無断で学習データとして使用し、象徴的なキャラクターを生成していると主張。この問題はハリウッドのビジネスモデルを根幹から揺るがす「存亡の危機」であるとして、法的措置に踏み切った。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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