パラマウント、ワーナー買収提案でハリウッド再編加速か。トランプ政権との過去が承認に影響する可能性も

米メディア大手パラマウント・スカイダンスが、競合のワーナー・ブラザース・ディスカバリーに対し、買収提案を準備していることの報。承認プロセスに政治的思惑が絡む可能性も指摘されている。

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David Ellison
Photo by Dia Dipasupil/Getty Images David Ellison
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8月に発足したばかりの米メディア大手パラマウント・スカイダンスが、競合のワーナー・ブラザース・ディスカバリーに対し、買収提案を準備していることが明らかになった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などが2025年9月11日に報じたもので、実現すれば米ウォルト・ディズニーによる21世紀フォックス買収以来の大型M&Aとなり、ハリウッドの大手スタジオは5社から4社体制へと集約されることになる。この報道を受け、同日の米株式市場ではワーナーの株価が一時29%上昇するなど、業界に激震が走っている。



《杉本穂高》

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Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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