TBSテレビは、グローバルファミリーエンターテインメント企業であるピンクフォンカンパニー(The Pinkfong Company, Inc.)と、幼児およびファミリー層を対象とした新規コンテンツの共同開発および日本国内での事業拡大に向けた業務提携を締結した。
ピンクフォンカンパーは、世界的ヒット作「ベイビーシャーク」や「ベベフィン」などを手掛ける韓国発のコンテンツ企業だ。
代表作「ベイビーシャーク」はYouTube再生回数158億回
代表作「ベイビーシャーク」は、YouTubeにおいて再生回数158億回を突破し、世界最多再生回数を記録している。また、Netflixで配信中の新規IP「ベベフィン」も、11カ国でランキング1位、25カ国でTOP10入りを果たすなど、グローバル市場で高い評価を受けている。
今回の業務提携により、TBSテレビとピンクフォンカンパニーは、幼児が家族と一緒に楽しみながら学べる新たなコンテンツの共同開発を推進する方針だ。加えて、ピンクフォンカンパニーが展開する「ベベフィン」などの認知拡大を図り、日本市場における事業展開を加速させる。配信事業、イベント展開など多方面で連携を強化し、両社の強みを活かしたグローバルシナジーの創出を目指すとしている。
TBSのグローバル推進戦略
TBSテレビは、「心を動かす時間を届け、社会を動かす起点となる」という理念のもと、「TBSグループVISION2030」で掲げる「コンテンツクリエイティブの革新(オリジナルIP開発)」を推進している。さらに、デジタル領域や海外展開を拡大する「EDGE(Expand Digital Global Experience)戦略」に基づき、配信強化・デジタルコンテンツ開拓・グローバルブランド化を進めている。最近では、知育・教育分野にも注力しており、4月には「あそび!学び!フェスタ」を開催。子どもと家族に向けた新たな価値創造に積極的に取り組んでいる。
ピンクフォンカンパニーは日本進出を本格化

なお、今回の提携に先立ち、ピンクフォンカンパニーはTBS主催の「あそび!学び!フェスタ」に出展。アニメに登場する「ベベフィンハウス」を再現したブースや、ベベフィン三兄妹による日本初披露のシングアロングショー、人気キッズカフェ「リトルプラネット」とコラボレーションした「ベイビーシャークアトラクション」などを展開し、日本のファミリー層の注目を集めた。
また、ピンクフォンカンパニーは日本法人を設立し、現地展開を本格化。2024年に続き、2025年もミュージカル「BABY SHARK LIVE! -The Hidden Treasure-」の全国ツアーを静岡を皮切りに、東京・千葉・神戸などで継続開催する予定だ。