ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、映画・テレビの音楽権利に関する合弁事業を設立

この合弁事業について両社は、「過去最大級の音楽取引のひとつ」と称している。

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ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、映画・テレビの音楽権利に関する合弁事業を設立
Photo by Kevin Dietsch/Getty Images ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、映画・テレビの音楽権利に関する合弁事業を設立

ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(以下、ワーナー)は、英音楽出版会社Cutting Edge Group(以下、CEG)と合弁事業を設立し、スタジオの大ヒット映画やテレビ番組の音楽カタログを共同所有することになった。2006年に設立されたCEGは、メディア音楽著作権の取得と管理に注力している企業だ。

The Hollywood Reporterによると、合併事業の一環としてワーナーは音楽著作権の創作および運営管理を行い、CEGは合併事業の共同運営を行う。両社は取引に関わる財務状況を明らかにしていないが、合同事業の設立を「過去最大級の音楽取引のひとつ」と称している。

この合同事業はポートフォリオの流通と収益の最大化を目指し、資産運用会社DWSグループはCEGとともに、この取引に共同投資をしてスポンサーとなっている。

その音楽カタログには、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、DCコミックスの映画、『ブレードランナー』、『ショーシャンクの空に』、「フレンズ」、「ゲーム・オブ・スローンズ」、「フルハウス」、「セックス・アンド・ザ・シティ」などの人気作品が名を連ねる。

ワーナー・ブラザース、HBO、Turner Networksの音楽カタログは、引き続きユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループによって管理される。ディスカバリーおよび米メディア企業Scripps Networksのカタログは、引き続きソニー・ミュージック・パブリッシングの管理下に置かれる。


《Hollywood》

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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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