【釜山国際映画祭2024】上映作品が決定!日本からは『Cloud クラウド』『アイミタガイ』などが選出

10月2日(水)より韓国・釜山にて開催される第29回釜山国際映画祭(BIFF)にて上映される作品が明らかになった。

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第29回釜山国際映画祭公式ポスター
Courtesy of BIFF 第29回釜山国際映画祭公式ポスター
  • 第29回釜山国際映画祭公式ポスター
  • オープニングセレモニー司会:パク・ボヨン、アン・ジェホン
  • 『Cloud クラウド』
  • 『Bogota: City of the Lost』
  • 『蛇の道(2024)』
  • 『Anora』
  • 『The Room Next Door』
  • 『アイミタガイ』

10月2日(水)より韓国・釜山にて開催される第29回釜山国際映画祭(BIFF)にて上映される作品が明らかになった。

1996年から開催されている釜山国際映画祭は、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭。今年の開会式の司会者には、女優のパク・ボヨン(「力の強い女 ト・ボンスン」「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」など)と俳優のアン・ジェホン(「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」「マスクガール」など)が決定した。オープニング作品にはパク・チャヌクがプロデューサー兼脚本家を務め、カン・ドンウォンら豪華キャストで注目を集めているNetflix映画の時代劇『Uprising(英題)』が選ばれた。

オープニングセレモニー司会:パク・ボヨン、アン・ジェホン
BIFF2024 Trailer l 전,란 Uprising l 개막작

今年も世界の国際映画祭で話題となった作品も多数上映される。サンダンス映画祭でドキュメンタリー監督賞と観客賞を独占した『The Remarkable Life of Ibelin(英題)』、ベルリン国際映画祭でドキュメンタリー賞を受賞したパレスチナのドキュメンタリー『No Other Land(英題)』、パノラマ観客賞を受賞した『Memories of a Burning Body(英題)』、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したデミ・ムーア主演の『The Substance(英題)』、ロカルノ国際映画祭で監督賞を受賞した『Drowning Dry(英題)』、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したばかりの『The Room Next Door(英題)』などが上映される。

『The Room Next Door』

韓国からは、韓国インディペンデント映画・ビデオ協会(KIFV)のインディペンデント映画賞にノミネートされたことがあるイ・ランヒ監督が長編2作目となる『The Final Semester(英題)』がワールドプレミア上映。パク・ソンヨルは、釜山国際映画祭とベルリン国際映画祭で上映された長編『Hot in Day, Cold at Night(英題)』(2021)ぶりに『Kike Will Hit a Home Run(英題)』で釜山に戻ってくる。さらに、ソン・ジュンギ主演、イ・ヒジュン、クォン・ヘヒョらが出演する『Bogota: City of the Lost(英題)』 、新進気鋭の俳優ホン・ギョンとノ・ユンソ主演のラブストーリー『Hear Me: Our Summer(英題)』など話題作が上映される。

『Bogota: City of the Lost』

日本からはガラ・プレゼンテーション部門には黒沢清監督の『Cloud クラウド』『蛇の道(2024)』、Jiseok部門には草野翔吾監督の『アイミタガイ』と石橋夕帆監督の『ひとりたび』、New Currents部門には古川豪監督の『金子差入店』が選出された。さらに人気ドラマ「孤独のグルメ」の映画化作品や、ドキュメンタリー『Black Box Diaries』、カンヌでも上映された話題作『ぼくのお日さま』『ナミビアの砂漠』、山田尚子監督のアニメーション『きみの色』、有村架純と坂口健太郎が共演したドラマ「さよならのつづき」などが上映される。

『Cloud クラウド』
また、テレビ・配信などすべてのメディアプラットフォームにおけるグローバルコンテンツの優秀作品を表彰する「アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード」のノミネート作品も決定。日本からは「VIVANT」「SHUT UP」「地球の歩き方」「Eye Love You」「幽☆遊☆白書」が選ばれ、合計10部門にノミネートされている。

ラインナップ一覧

📍オープニング/クロージング

『スピリット・ワールド』
  • Uprising/キム・サンマン(韓国)

  • スピリット・ワールド/エリック・クー(フランス、シンガポール、日本)

📍ガラ・プレゼンテーション

影響力のある映画監督や俳優が釜山で作品を発表、彼らの芸術的功績を称える。

『蛇の道(2024)』
  • Caught by the Tides/ジャ・ジャンクー(中国)

  • Cloud クラウド/黒沢清(日本)

  • Grand Tour/ミゲル・ゴメス(ポルトガル、イタリア、フランス)

  • 蛇の道(2024)/黒沢清(日本、フランス)

  • Visiting Hours/パトリシア・マズイ(フランス)

📍Icons

世界中の現代を代表する映画作家の最新作を紹介。

『Anora』
  • A Traveler’s Needs/ホン・サンス(韓国)

  • Anora/ショーン・ベイカー(アメリカ)

  • Emilia Perez/ジャック・オーディアール(フランス、アメリカ)

  • Here Children Do Not Play Together/モフセン・マクマルバフ(イラン、イギリス)

  • It′s Not Me/レオス・キャラックス(フランス)

  • Limonov: The Ballad of Eddie/キリル・セレブレニコフ(イタリア、フランス、スペイン)

  • May I Say? Chapter 2/マルコ・ベロッキオ(イタリア)

  • Meeting with Pol Pot/リティ・パニュ(フランス、コロンビア、台湾、カタール、トルコ)

  • Misericordia/アラン・ギロディ(フランス、スペイン、ポルトガル)

  • Phantosmia/ラヴ・ディアス(フィリピン)

  • Suspended Time/オリヴィエ・アサヤス(フランス)

  • The Empire/ブリュノ・デュモン(フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、ポルトガル)

  • The Room Next Door/ペドロ・アルモドバル(スペイン)

  • The Seed of the Sacred Fig/モハマド・ラスロフ(イラン、フランス、ドイツ)

  • Three Friends/エマニュエル・ムレ(フランス)

  • Youth (Hard Times)/ワン・ビン(フランス、ルクセンブルク、オランダ)

  • Youth (Homecoming)/ワン・ビン(フランス、ルクセンブルク、オランダ)

📍Jiseok

長編映画を3本以上製作したアジアの実績ある映画製作者を対象としたコンペティション部門。最優秀2作品にはキム・ジソク賞が贈られる。

『アイミタガイ』
  • アイミタガイ/草野翔吾(日本)

  • Deal at the Border/ダスタン・ジャパー・リスケルディ(キルギス)

  • I Am Love/ペク・ソンビン(韓国)

  • Motherland/ブリランテ・メンドーサ(フィリピン)

  • So It Goes/イ・ハラム(韓国)

  • ひとりたび/石橋夕帆(日本)

  • Village Rockstars 2/リマ・ダス(インド)

  • Yen and Ai-Lee/トム・リン(台湾)

📍New Currents

アジアの新進気鋭の監督による長編1作目または2作目のコンペティションで、2作品に賞が授与される。全作品がワールドプレミアまたはインターナショナルプレミア。

『The Height of the Coconut Trees』
  • Abel/エルザット・エスカンディル(カザフスタン)

  • As the River Goes By/チャールズ・フー(中国)

  • For Rana/イマン・ヤズディ(イラン)

  • 金子差入店/古川豪(日本)

  • The Land of Morning Calm/パク・リウン(韓国)

  • Ma – Cry of Silence/ザ・マウ・ナン(ミャンマー、韓国、シンガポール、フランス、ノルウェー、カタール)

  • Montages of a Modern Motherhood/オリヴァー・チャン(香港)

  • Tale of the Land/ローロー・ヘンダ(インドネシア、フィリピン、カタール)

  • The Height of the Coconut Trees/ドゥ・ジエ(日本)

  • Waterdrop/チェ・ジョンヨン(韓国)

これらのほか下記部門が展開される。ラインナップはこちら

A Window on Asian Cinema
アジア映画の様々なスタイルやビジョンを覗き見ることができる部門。

Korean Cinema Today - Special Premiere
特別な魅力とステータスを持つ現代韓国の主流商業映画の最新かつ代表的なセレクションを初公開。

Korean Cinema Today - Panorama
商業的な大作からアートハウス的な人気作まで、その年の最も重要で人気のあった韓国映画を紹介。

Korean Cinema Today - Vision
今年の韓国インディペンデント長編映画を厳選し、韓国映画の未来を垣間見るラインナップ。

World Cinema
著名な映画監督や国際映画祭受賞者の最新作を含む、その年のアジア以外の長編劇映画を紹介。

Flash Forward
革新的で独創的なアプローチをとるアジア以外の映画作家の長編1作目または2作目を対象としたコンペティション。観客の投票によって決定された賞が授与される。

Wide Angle - Korean Short Film Competition
Wide Angle - Asian Short Film Competition

Wide Angle - Short Film Showcase
Wide Angle - Documentary Competition
Wide Angle - Documentary Showcase
幅広い映画的視点と独特のビジョンを持つ、優れた短編映画やドキュメンタリー映画に特化したセクション。

Open Cinema
ポピュラーなものと芸術的なものをミックスし、国際的に高く評価されている新作映画のコレクションを屋外で上映。

Midnight Passion
スリラー、ホラー、アクション映画のコレクション。

On Screen
今年最も期待された、あるいは話題となった連続ドラマの発表。

Special Program in Focus
・Teen Spirit, Teen Movie
・In Memory of Lee Sun-kyun
・Miguel Gomes, a filmmaker of Joyful Melancholy

Special Screening
特別上映。

《伊藤万弥乃》

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伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。

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