ニトロプラスが、2024年7月1日(月)をもってサイバーエージェントのグループに参画することを発表した。
ニトロプラスは、『刀剣乱舞』をはじめゲーム・アニメ・小説・イラストなど幅広いジャンルでコンテンツ制作を手掛ける会社。会社として育成や制度づくりの構築を行い、コンテンツプロデュースに集中できる環境にするため、今回の参画を決めたとのことだ。
サイバーエージェントのホームページには、サイバーエージェント代表取締役の藤田晋氏とニトロプラス代表取締役の小坂崇氣氏による対談も掲載されている。小坂氏は「多くのM&Aのお誘いをいただいてきましたが、独自の風土を失うことを恐れてすべてお断りしてきた経緯がありました」と話しながらも、「サイバーエージェントの方々はネルケの方針や文化を尊重している印象を持ちました」「クリエイティブのクオリティを大事にしている会社をグループ内に持たれていることもサイバーエージェントに惹かれた理由の一つです」とサイバーエージェントの印象をコメント。藤田氏は「サイバーエージェントとしてIPに力を入れていくうえで、ニトロプラスは有力な会社ですし、ご一緒できたらいいなという会社の一社でした」とグループに招いた理由を述べた。今後は『刀剣乱舞』をさらに発展させつつ、新しいIP創出を一緒に取り組んでいくという。
ニトロプラス代表取締役社長 小坂崇氣氏 コメント
ニトロプラスとニトロプラスコンテンツを応援してくださる皆様。
そして、一緒にコンテンツを制作し、コンテンツを広げてくださるパートナーの皆様。
いつも大変お世話になっておりますこと、心より御礼申し上げます。
この度、資本協力を図ることでニトロプラスの組織力を強化し、コンテンツ制作により一層注力できる体制を整えることが可能となります。
アイデアレベルで止まっていた企画を実現させたり、リソース不足で途中で諦めていたクリエイティブの品質を向上させたりと、これまで抱えていた課題を解決し、様々な目的を成し遂げることができると確信しております。
社長は私が継続し、副社長の虚淵玄はもちろん、全社員誰も欠けることはございません。
社風も変わることなく、「お客さまの心を震わせることができる」と私たちが信じるコンテンツを伸び伸びと作り続けます。
おそらく、そのコンテンツの質や数の向上が唯一の変化となるでしょう。