Netflixが年2回の新調査で全タイトルの視聴時間を集計、2023年前半の結果が発表

Netflixの不透明性に、プロデューサーやクリエイターの間で不信感が高まっていたことが理由

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Netflixが年2回の新調査で全タイトルの視聴時間を集計、2023年前半の結果が発表

Image by Andrés Rodríguez from Pixabay

Netflixはデータの透明性を高める第一歩として、年に2回、ライセンス作品を含めた18,000以上となる全タイトルの視聴時間を集計し、2023年1月から6月までの結果を発表した。

Screen Dailyによると、Netflixにおける全視聴の99%を網羅した集計は、6ヵ月間で50,000時間以上視聴された全コンテンツを記録しており、各エントリーの視聴時間は10万時間で四捨五入されている。

Netflixの共同最高経営責任者(CEO)テッド・サランドス氏は、この新調査を実施して発表した理由として、「同社の当初の戦略は、企業の規模が拡大するにつれて透明性が低くなることでしたが、それが予期せぬ結果を招きました」と説明。「プロデューサーやクリエイターの間に不信感が生まれてしまったため、ますますストリーミングが主流になっていることを受け、この調査で透明性を示し続けていくつもりです」と述べた。

データの透明性は、全米脚本家組合(WGA)と映画俳優組合 - 米国テレビおよびラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)の契約更新交渉で核を成していた要求の一つであったが、Varietyによると、このことがNetflixが新調査を発表するに至った主要因ではなかったと述べている。

新調査はNetflixの週間トップ10ランキングの新指標となる推定視聴者数を基にした集計に対し、視聴時間にフォーカスしている。だがNetflixによると、2023年1月から6月までにリリースされた作品の60%以上が週間トップ10にランクインしており、新調査と週間ランキングに入ったタイトルの多くがオーバーラップしているとのこと。


新調査における2023年前半のランキングでは、8億1,210万時間で『ナイト・エージェント』シーズン1がナンバーワンに。2位は『ジニー&ジョージア』シーズン2の6億6,510万時間、3位は韓国ドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』シーズン1の6億2,280万時間、4位は『ウェンズデー』の5億770万時間、5位は『クイーン・シャーロット ~ブリジャートン家外伝~』の5億300万時間だった。

新調査における指標の性質上、2時間前後の映画よりも、どうしてもドラマシリーズの方が作品として視聴時間が長くなってしまう。従って、トップ20のうち長編映画はジェニファー・ロペス主演のサクション・サスペンス映画『ザ・マザー:母という名の暗殺者』のみで、視聴時間は2億4,990万時間となっている。

Netflixは公式ブログにて、「この新調査は、我々の業界にとって大きな前進となります。このレポートの視聴情報は、我々が毎週発表しているトップ10や人気作品リストと組み合わせることで、クリエイターや業界が視聴者や視聴者の心に響く作品について、より深い洞察が得られると信じています」と綴っている。

《Hollywood》

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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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