Netflixが視聴率指標を変更、「視聴時間」から「視聴数」に

Netflixは、火曜日から視聴率の指標を「視聴時間」から「視聴回数」に切り替えると発表した。

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Screen Dailyは、Netflixが視聴率の指標を「視聴時間」から「視聴数」への切り替えを発表したと報じている。

「視聴数」とは視聴時間数を映画やエピソードの総時間で割ったもので、今後Netflixのトップ10リストは視聴数でランク付けされる。そして、多くの番組や映画が時間の経過とともに大きく成長することを考慮し、集計期間は約1ヵ月(28日)から3ヵ月(91日)に延長される。

最新の6月12日~18日の英語映画チャートは、クリス・ヘムズワースのアクション『タイラー・レイク -命の奪還-』『タイラー・レイク -命の奪還-2』がトップ2を占めた。新作の『タイラー・レイク -命の奪還-2』が4,280万ビュー(視聴時間8,838万時間を上映時間2時間7分で割って算出)でトップに立ち、2020年のオリジナルが960万ビュー(視聴時間1,880万時間を2時間8分で割って算出)で続いている。

映画製作者、ウォール街、マスコミは以前から、ストリーマーのデータに対する透明性の欠如を指摘してきた。また、ストライキ中の全米脚本家組合(WGA)の主要な要求のひとつは、ストリーミング作品の残留報酬を強化することであり、そのためには視聴数や作品のヒット指数を明確にする必要があるとされている。

Another Source:Collider
《伊藤万弥乃》

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伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。