チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31

チケット販売国内トップのぴあの復調が鮮明だ。

ビジネス 決算
チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31
  • チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31
  • チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31
  • チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31
  • チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31
  • チケット販売が復調傾向のぴあ、アリーナMMの稼働が成長のカギに【決算から映像業界を読み解く】#31

チケット販売で国内トップの「ぴあ」の復調が鮮明だ。

2023年3月期の売上高は前期比26.8%増の327億6,300万円、営業利益は8億2,000万円(前年同期は8億3,300万円の営業損失)だった。2024年3月期は売上高を前期比0.7%増の330億円、営業利益は同46.3%増の12億円と予想している。

2024年3月期第1四半期の売上高は98億7,500万円だった。夏休みを迎える前にも関わらず、通売上予想の3割に達している。2023年3月期第1四半期の実績値に対する進捗率は23.1%だった。リベンジ消費とも言えるイベント回帰現象が起こっている

売上高は旧基準で過去最高に

ぴあはコロナ禍の2021年3月期に62億3,100万円という巨額の営業損失を計上した。2022年3月期に8億3,300万円の営業損失と、赤字幅を縮小している。翌期には黒字化を果たした。

決算短信より(筆者作成)

ぴあは2022年3月期から収益認識を改めている。2022年3月期は著しく売上高が縮小しているように見えるが、旧基準を適用すると1,218億6,500万円で、前期と比較すると1.8倍に伸びた。

2023年8月期の売上高を旧基準に改めると、2,000億円規模まで拡大する。この数字は過去最高を記録した2019年3月期の売上高1,800億円を軽く上回るものだ。まん延防止等重点措置が解除されたのは、2022年3月。特に下期にかけては音楽公園の全国ツアー、大規模フェスティバル、スポーツ大会などの大型案件が重なった。

収益貢献が大きい公演には以下のようなものがある。


《不破聡》

関連タグ