東南アジアにおけるTikTokの2023年上半期の視聴者数が大幅に増加している一方、定額制動画配信サービス(以下、SVOD)全体の成長が横ばいになっているとVarietyが報じている。
コンサルティング会社メディア・パートナーズ・アジアとAMPDのデータ分析によると、TikTokは東南アジア地域のモバイルおよびウェブプラットフォームにおける視聴者数増加の主要な原動力となりつつあり、過去2年間のストリーミング視聴時間の増加の70%以上を占めているとのことだ。2023年上半期にTikTokは動画ストリーミング時間の42%を占め、2021年上半期比で20ポイント、2022年上半期比で7ポイントの大幅な伸びを示した。
しかし、両社の「東南アジアのオンラインビデオ消費者インサイト&アナリティクス・レポート」によると、全体的なエンゲージメントは伸びているものの、TikTokの台頭によりYouTube(-4%)およびSVODの視聴時間(-2%)が前年比で減少しているという。