カンヌ国際映画祭のマーケット「Marché du Film」において、国際フィルムコミッショナー協会(AFCI)は映画と観光をテーマにしたシンポジウムを開催し、映画・ドラマのロケ地を観光資源として活用する「スクリーンツーリズム」の推進に向けた包括的な手引きとなる「スクリーンツーリズム・ベストプラクティス」を発表した。これは、ロケーションアプリ「SetJetters」との提携により作成されたもので、制作誘致から作品公開後の観光振興まで、一貫した戦略構築を目指すフィルムコミッションや観光関連機関にとって、実践的なロードマップとなることが期待される。その上で、ニュージーランドやギリシャの先進的な取り組みを紹介、地域との良好な関係を築き、経済効果をもたらすための実践的な事例を紹介した。