ウォルト・ディズニー・カンパニーが大胆なリストラ策を発表した。
7,000人もの従業員を解雇、マーケティングにかける費用も半分に抑制する。人件費と販促費などの削減で25億ドル、制作費やコンテンツの仕入れにかかる費用の削減で30億ドル。合計55億ドルの削減策だ。
ディズニーの2023年1Qの業績は増収増益で堅調。それではなぜ、これほど大掛かりなリストラを行うのか。理由は3つある。
メディア・エンターテイメントの不調
Disney₊などストリーミングの有料会員数の伸び悩み
アクティビストとの対立
メディア事業はまさかの赤字に
ディズニーの2023年1Qの売上高は235億1,200万ドル(1ドル135円換算で3兆1,741億円)、経常利益は17億7,300万ドル(同2,394億円)だった。2022年1Qと比較して8%の増収、5%の増益だ。