韓国で公開4週目の週末を迎えた『THE FIRST SLAM DUNK』が『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』を上回り、観客動員数で1位に。昨年11月に公開され、なにわ男子・道枝駿佑主演の『今夜、世界からこの恋が消えても』も累計観客数100万人を突破した。
週末に韓国で最高の興行収入を記録した『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』だったが、チケット販売数でみると公開4週目の週末を迎えた『THE FIRST SLAM DUNK』が上回り、観客動員数で1位となっている。
韓国で『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』は公開8週目の週末に220万ドルを稼いだ。これにより、1,040万人の観客動員による累積成績は1億700万ドルとなり、今週末にはチケット販売数は18万7,000枚を超えた。
しかし韓国の地元メディアは、映画を収益ではなく入場者数でランク付けしているため、『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』は、現在『THE FIRST SLAM DUNK』とファン・ジョンミンとヒョンビン主演の韓国映画『交渉』に次ぐ3位となっている。収益面では、IMAXやプレミアム・フォーマットで上映され、チケット料金が大幅に上昇したため、『アバター』が引き続き1位となっている。
『THE FIRST SLAM DUNK』は韓国では正月休み明けの1月4日に公開されて以来、4週連続で週末興収200万ドル~300万ドルを記録し安定した成績を収めている。韓国映画振興委員会(KOFIC)が運営する映画追跡データベース「Kobis」のデータによると、最新の金曜日から日曜日までの期間では、24万9000枚のチケット販売で212万ドルの興行収入を記録した。これにより、累計収益が1,620万ドルに引き上げられ、2023年に韓国で公開された映画の中では、『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』に次ぐ2番目の高得点となった。1月26日からソウルの汝矣島で開かれている「『THE FIRST SLAM DUNK』ポップアップストア」は、連日Tシャツやポスターなど各種グッズなどを買おうとする人たちで入場待ち時間が3時間を超えるほどとなっており、作品の人気がうかがえる。
また、昨年11月30日に公開された、なにわ男子の道枝駿佑主演の日本映画『今夜、世界からこの恋が消えても』も累計観客数100万人を突破。韓国で公開される日本実写映画の中では稀にみるロングランヒットとなっており、興行収入は累計844万ドルを記録している。
Sources:kobis、聯合ニュース、聯合ニュース、Variety