アドビ、Premiere・After EffectsにAI新機能。タイムライン上で映像・音声を生成可能に

アドビはIBC 2026に先立ち、Premiere/After Effects/Frame.ioの最新アップデートを発表。Premiereではタイムライン上で映像・音声を生成できる機能を製品化し、After Effectsにはプロジェクト全体を支援するAIアシスタントを追加。Frame.ioの日本語対応も進める。

テクノロジー AI
アドビ、Premiere・After EffectsにAI新機能。タイムライン上で映像・音声を生成可能に
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アドビは2026年9月9日、映像制作向けアプリケーション「Adobe Premiere」「Adobe After Effects」と、クラウドベースのメディアワークフローサービス「Frame.io」の最新アップデートを発表した。オランダ・アムステルダムで9月11日から14日まで開催される放送・映像エンターテインメント関連の国際展示会「IBC 2026」に先立つ発表であり、AI搭載の生成・編集支援機能を編集ワークフローに組み込むアップデートが中心となる。

Premiereの生成メディアツールが製品版へ。外部AIモデルも選択可能

Adobe Premiereでは、タイムラインを離れることなく映像や音声を生成・調整できる「生成メディアツール」が製品版として提供される。Adobe Fireflyのほか、Google Veo、Kling、Runway、Lumaなどのパートナーモデルを選択可能。

「ビデオを生成」は、プロジェクト内の参照フレームをサンプリングし、タイムライン上の不足部分を補う映像を生成する機能だ。周囲の編集内容のビジュアルコンテキストに沿った映像を作成する。「サウンドエフェクトを生成」では、収録した自身の声をもとに効果音のリズムやタイミング、強弱を指定するなど調整が可能となる。加えて、最大15秒の映像を解析して環境音や効果音を重ねる「サウンドスケープを生成」と、テンポやループ設定を制御できる「音楽を生成」がベータ版として加わる。同社によれば、生成された音楽は商用利用が可能だという。

音声処理では、パブリックベータとして複数のAIツールが追加される。次世代のノイズリダクション機能「オーディオを強化」は、セリフ、音楽、環境音、効果音を個別に制御し、レイヤーごとの調整やライセンス未取得の音楽の除去に対応する。重なり合った2人の会話を自動的に別トラックへ分割する「クロストークを分離」、キーフレーム操作なしに音量バランスを保つ「自動ダッキング」、ピッチと音色を維持したまま尺を変更する新しい速度変更アルゴリズムも用意された。ベータ版の「カラーモード」も更新され、「ビネット」「ミッドトーン」などを含む「スタイルモジュール」と、クリップ単位からシーケンス全体までの色温度・露出をワンクリックで補正する「自動カラー補正」が追加される。

《Branc編集部》

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