株式会社IMAGICA GROUPのグループ会社であり、映画やドラマなどの映像作品を企画・制作する株式会社ロボット(以下、ROBOT)は2026年8月13日、映像シナリオ専用の脚本エディタ「テラストリー」のベータ版を無償で公開した。
同社所属のストーリー制作チームであるモノガタリラボが構想と設計を担い、フォトロンがシステム開発を担当。日本の映像業界における共通標準(スタンダード)となるエディタを目指すという。現在、Google Chromeブラウザ上で利用可能となっている。
業界標準の不在を解消へ、既存の脚本フォーマットを再現
これまで日本の映画・ドラマ業界では、現場で幅広く採用されている脚本独自のひな型がある一方、それをPC上で再現できる専用エディタの選択肢は限られており、業界標準と言えるものがなかったという。モノガタリラボがこの状況を危惧し、「無いならば自分たちで作ってしまおう」と開発を始めた。
本エディタの特徴は、現在の映画・テレビドラマの制作現場で採用されている脚本フォーマットを完全再現し、そのまま原稿執筆を行える点にある。現役の脚本家やそれを志すクリエイターのみならず、監督、プロデューサー、俳優、各種スタッフに至るまで、脚本を扱うすべての関係者が直感的に操作できるよう、無駄を削ぎ落としたミニマムなUI設計が採用されている。
プロユースに応えるシステム設計
本システムの開発は、映画監督の小泉徳宏氏が主宰するROBOT内のストーリー制作チーム「モノガタリラボ」と、同じくIMAGICA GROUPのグループ会社である株式会社フォトロンとの協業により実現した。シナリオ開発の最前線で培われた知見を持つモノガタリラボが構想と設計を担い、システム開発をフォトロンが担当している。
WindowsおよびMacの両プラットフォームへの対応に加え、プロユースに応え得る「安定性」にこだわって開発が進められた。ROBOTは今回のベータ版公開を通じ、ユーザーからのフィードバックや業界の多様なニーズを収集し、継続的な改良を進めるとしている。






