IMAGICA GROUP、「オリジナル映画製作プロジェクト」第3弾を始動。応募締切は8月31日

IMAGICA GROUPがオリジナル映画製作プロジェクト第3弾を始動。2026年8月31日が応募締切。欧州三大映画祭への出品・受賞を目指す長編実写映画企画を募集し、グループ会社プロデューサーが対象。上限7000万円を出資。2027年3月に受賞作品決定、2029年3月末完成目標。

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IMAGICA GROUP、「オリジナル映画製作プロジェクト」第3弾を始動。応募締切は8月31日
IMAGICA GROUP、「オリジナル映画製作プロジェクト」第3弾を始動。応募締切は8月31日

株式会社IMAGICA GROUPは、「IMAGICA GROUP オリジナル映画製作プロジェクト」第3弾を始動した。映画企画を募集・選考し、国際映画祭への出品・受賞を視野に入れながら、長編実写映画として製作する取り組み。募集は2026年6月30日に開始し、企画応募の締切は同年8月31日。

同プロジェクトでは、IMAGICA GROUPのグループ会社に所属するプロデューサーを対象に、オリジナル映画企画を募集する。カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭の欧州三大映画祭への出品・受賞を目指せる作品を選び、映画化を進めていく。

第3弾作品の製作費は、IMAGICA GROUPが上限7,000万円を出資する。最終的な製作体制や予算は、製作委員会またはそれに類する共同事業体を発足・組成したうえで決定する方針だ。


国際映画祭を視野に人材発掘

「IMAGICA GROUP オリジナル映画製作プロジェクト」は、2025年に始まった映画製作プロジェクトである。IMAGICA GROUPのグループ会社内から、国際映画祭への出品・受賞を見据えた映画企画を募り、毎年1本を選定して製作する。

同社はこのプロジェクトを5年間継続する計画だ。才能あるクリエイターの発掘・育成につなげるとともに、IMAGICA GROUPの創造力と表現力を世界に発信していく狙いがある。

応募できるのは、株式会社オー・エル・エム、株式会社ピクス、株式会社ロボットのいずれかに所属するプロデューサー。外部のプロデューサーや監督などのクリエイターも、IMAGICA GROUPのグループ会社に所属するプロデューサーと組むことで応募できる。

すでに公開されている著作物、または別途公開予定の著作物を原作・題材として利用する企画は対象外となる。募集の対象は、あくまでオリジナルの映画企画だ。

第1弾『マリア』、第2弾『OUR SON』が映画化進行中

同プロジェクトでは、これまでに2作品が受賞している。

第1弾の受賞作は、寺田ともか氏が監督・脚本を務め、土川はな氏(株式会社オー・エル・エム)がプロデューサーを務める『マリア』。貧困や犯罪、福祉制度の隙間に置かれた若者たちを描く物語である。主人公は、工業地帯の町で訪問介護ヘルパーとして働く18歳の女性、永田マリア。予期せぬ妊娠をきっかけに、ドラッグディーラーの青年とその妹との共同生活が始まる。物語は、現代社会が抱える孤立や家族、福祉の問題を浮かび上がらせていく。

第2弾では、関友太郎氏(株式会社ピクス)が監督・脚本、ハンサングン氏(株式会社ピクス)がプロデューサーを務める『OUR SON』が受賞した。AID(非配偶間人工授精)を題材に、夫婦、出産、生殖技術、父性をめぐる、これまで経験されてこなかった感情に迫る作品である。

両作品は現在、映画化に向けて製作が進んでいる。国際映画祭への出品も視野に、準備が進められているという。

第3弾は2027年3月に受賞作品決定へ。完成目標は2029年3月末

第3弾の審査でも、欧州三大映画祭への出品・受賞を目指せる長編実写映画企画であることが求められる。作品尺は60分以上。2029年3月末までの完成を目指せる企画であることも条件となる。

一次審査では、企画書の提出が必須となる。内容は、企画意図、ストーリー、想定キャスト、想定スタッフ、想定スケジュール、概算の制作予算など。プロデューサー、監督、必要に応じて脚本家のプロフィールも提出する。

一次審査を通過した企画は、二次審査に進む。二次審査では、脚本またはロングプロット、試算表の提出が求められる。

スケジュールは、募集開始が2026年6月30日、提出期限が同年8月31日。一次審査は2026年9月1日から10月30日までを予定しており、一次審査通過企画は同年11月上旬に決定・発表される見込みだ。二次審査の提出期限は2026年12月25日を予定。2027年1月から2月にかけて二次審査を行い、受賞作品は2027年3月上旬に決定する予定となる。

《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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