漫画IPパブリッシャーの株式会社ナンバーナインは、アニメ・ゲーム・漫画を中心としたキャラクターグッズの企画・製造・販売を手掛ける株式会社コンテンツシードと、2026年6月5日付で資本業務提携を締結した。2016年創業のナンバーナインは、「漫画をつくる」「漫画を届ける」「漫画を広げる」の3領域で漫画の価値最大化に取り組む企業であり、今回の提携により保有する漫画・webtoon原作IPを軸に、グッズ化やイベントコラボレーションなどの協業を進めていく方針だ。
「基幹産業」化するコンテンツ市場、マーチャンダイジングが波及効果の要に
今回の提携の背景には、拡大を続ける日本発コンテンツ市場の成長がある。経済産業省が2025年6月に公表した「エンタメ・クリエイティブ産業戦略」によれば、日本発コンテンツの海外売上高は2023年時点で約5.8兆円に達し、10年間で約3倍に成長した。同戦略はコンテンツ産業を「基幹産業」として位置づけている。
同戦略のなかでも、キャラクターを起点としたグッズ展開(マーチャンダイジング)は、他産業への波及効果が大きい領域とされる。漫画原作を活用した高付加価値体験の提供は、ファンのエンゲージメント向上と消費拡大につながる重要な取り組みとして挙げられており、ナンバーナインはこうした潮流を踏まえ、漫画・webtoon原作のIP価値をグッズ展開という新たな軸で拡張していく考えだ。

