協同組合日本映画製作者協会(日映協)は、将来の映画・映像プロデューサーを志す人材を対象とした「映画・映像 制作部・プロデューサー養成講座2026」を、2026年9月より開講する。深刻化する撮影現場の人材不足、とりわけ「制作部」の若手スタッフ不足の解消を目指し、現役のプロフェッショナルが直接指導を行う実践的なカリキュラムを提供する。
映画・映像業界の人材不足解消へ。制作部の実務からプロデューサーへの道を拓く
現在の日本映画界は、深刻なスタッフの人材不足に直面している。特に、撮影現場の進行や環境づくりを担う「制作部」における若手スタッフの不足は顕著だ。映画大学や専門学校でも制作部の役割を専門的に教える授業は少なく、その業務内容が一般に広く認知されていないことが背景にある。
本講座は、将来映画・映像プロデューサーを目指す第一歩として、制作部の仕事を体系的に学ぶ場を提供するものである。日映協は2023年3月に「日本映画制作適正化認定制度に関する協約」に調印し、長時間労働や過酷な環境とされてきた撮影現場の体制変革(「新しい映画作りのルール」の実践)を進めている。この変革期において、映像の未来を共に担う「新しい人材」を発掘・育成することが大きな狙いだ。
日映協の代表理事を務める押田興将氏は、「実際のプロの制作部スタッフがここまで詳細なレクチャーを行う講座は、世界でも唯一無二の試みであると自負している。映画制作の奥深さを知り、自分の力で未来の作品を支える存在となることを願っている」とコメントを寄せている。
現役スタッフや豪華ゲスト陣による実践的カリキュラム。撮影現場の参加機会も
講座は少人数制で行われ、第一線で活躍するプロデューサー、ラインプロデューサー、制作担当らが講師を務める。現場でのリアルな体験をベースにした実践的な内容が特徴だ。
カリキュラムは「基礎編」と「応用編」の2部構成(1回につき各80分)となっている。基礎編では、「制作部ってなんだ?」「ロケハンとは?」「撮影までの流れ」といった基礎知識から、「ロケ中の制作部の動き」「クランクアップ後の仕事」まで、現場の具体的な動きを学ぶ。
応用編では、日本映画界の第一線で活躍するプロデューサー、映画監督、俳優を特別講師として迎え、「配信・放送現場の現在」「メジャー映画の現在」「制作・配給・宣伝の関係性」など、多角的な視点から映画ビジネスと制作のリアルを学ぶ。さらに、株式会社アルタミラピクチャーズの軌跡を辿る特別講義や、一般非公開の撮影所内での映画現場見学も予定されている。
また、受講後の進路指導として、適性があると認められた受講生には、プロの撮影現場へ参加する機会が提供されるという。
「映画・映像 制作部・プロデューサー養成講座2026」開催概要・募集要項
本講座の受講生募集は、2026年6月12日(金)より開始されている。学歴や性別は問わず、映画・映像業界でのキャリア形成に意欲のある人材を広く求めている。
講座期間: 2026年9月3日(木)~10月29日(木) 毎週木曜日18:30~21:30(全9回 + 別枠特別授業1回、現場見学1回)
講座会場: 新宿区内会場
募集人数: 20名
応募資格: 年齢18歳以上。学歴、性別、国籍不問(外国籍の方は日本語による読み書き・コミュニケーションが可能な方に限る)
受講料: 60,000円(税込) ※一括払のみ
WEB申請募集期間: 2026年6月12日(金)~7月17日(金)
選考方式: 自筆による作文提出(郵送)
テーマ:「なぜ映画の現場で働きたいのか」(1200文字以内)作文提出締切日:7月31日(金)
選考結果通知日: 8月7日(金)
主催: 協同組合 日本映画製作者協会
エントリーおよび詳細については、公式サイトより確認できる。
公式サイト:https://jpp-movie2025.com/

