タイ、映画・シリーズ・アニメーション専門の国際商談プラットフォーム「BICM2026」を始動 ― バンコクで2026年7月開催

タイのクリエイティブ経済庁は、映画・シリーズ・アニメーション産業に特化した国際商談プラットフォーム「BICM2026」を2026年7月にバンコクで開催すると発表した。ピッチング、マーケットプレイス、フォーラムの3つのプログラムを通じ、タイを「アジアのコンテンツハブ」として発展させることを目指す。

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出典:CEA
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タイのクリエイティブ経済庁(CEA:Creative Economy Agency)は、映画・シリーズ・アニメーション産業に特化したタイ初の国際コンテンツマーケット兼ビジネス商談プラットフォーム「Bangkok International Content Market 2026(BICM2026)」を立ち上げると発表した。

BICM2026は、CEAと商務省国際貿易振興局(DITP)が共同で展開する「Thailand Content Market 2026(TCM2026)」の一環として実施され、タイを「アジアのコンテンツハブ」へと発展させる狙いだ。開催期間は2026年7月20日から22日までの3日間。


タイを「アジアのコンテンツハブ」へ

今回の取り組みは、TCM2026という統合プラットフォームの下、二つの柱で構成される。

一つ目は、DITPが主導する「Thailand Content Market 2026(TCM2026)」だ。映画、テレビ・シリーズ、BL&GLドラマシリーズ、アニメーション、ゲーム、キャラクター、書籍・eラーニング、アートトイ、玩具、ボードゲーム、プロダクションサービス、コンテンツサービスといった12のクリエイティブ産業分野を網羅する国際コンテンツマーケットとして展開され、300社を超える海外有力バイヤー、500を超える出展者、1万人以上の来場者を見込んでいる。

二つ目が、CEAが手がける「Bangkok International Content Market 2026(BICM2026)」。映画・シリーズ・アニメーション産業に特化したタイ初の国際マーケットプレイスであり、世界各国から80を超える有力投資家やストリーミング事業者を集め、投資機会の創出、B2B商談、国際共同製作の促進を図る。タイ・コンテンツの新たなビジネス機会の創出と、グローバル市場へのネットワーク拡大を目指す。

CEAエグゼクティブディレクターのチャクリット・ピチャンクン博士は、次のように述べた。「BICM2026は、タイのコンテンツマーケットを体系的に国際水準へ引き上げる重要な一歩となる。単なるショーケースの場にとどまらず、クリエイター、投資家、海外パートナーを結びつけることで、具体的なビジネス機会と長期的な協業を生み出し、タイのコンテンツ産業に持続可能なエコシステムを築くことを目的としている。本プラットフォームを通じて、CEAはタイのコンテンツとストーリーテリングを、国の持続的な経済価値へと転換していきたい」。

さらにチャクリット博士は、タイ・コンテンツ産業の経済波及効果にも言及した。2020年のタイ産業連関表によれば、コンテンツ産業、とりわけ映画・放送分野への投資は、投資額を上回る経済リターンを生んでおり、1バーツの投資に対し平均1.8バーツの経済価値を創出している。同氏は「コンテンツ産業は、今後タイ経済の成長を牽引する主要ドライバーの一つとなる」との見方を示した。

ピッチング、マーケットプレイス、フォーラム ― BICM2026の3つの注目プログラム

BICM2026では、業界関係者に向けた以下3つの主要プログラムが用意されている。

まず、「Content Pitching Sessions」および「BICM Pitching Awards」は、タイ国内、アジア太平洋地域、ならびにBICMのパートナーネットワークから選出された55以上の映画・シリーズ・製作準備中のプロジェクトがピッチを行う。「Asian Project Pitching」「Thai Project Pitching」「Thai Story Pitching」の3部門で構成されるBICM Pitching Awardsでは、総額2万米ドル以上の賞金が用意され、選出プロジェクトの製作実現を後押しする。

第二に、「Creative Media Business Marketplace」である。映画・シリーズ・アニメーション産業を横断するB2Bネットワーキングおよびビジネス商談の場として設計されており、投資機会と国際共同製作の創出を促す。500以上のブースを擁する出展スペースには、スタジオ、クリエイター、クリエイティブビジネス各社が集い、プロジェクトやサービス、最新のイノベーションを披露しながら、投資家やビジネスパートナーとの接点を構築する。

三つめの「Industry Forum」は、タイ国内外の業界リーダーや専門家を招き、トークセッションやパネルディスカッションを実施。グローバル・コンテンツ産業における最新トレンドや業界動向、新たなビジネス機会についての知見を共有する場となる。

「Creative Nation」を目指すタイ

BICM2026は、創造性を経済成長の原動力と位置づけ、クリエイティブ、観光、サービスの各産業セクターを結び付けることで、雇用創出、ビジネス拡大、新たな収益源の獲得を促し、タイを「Creative Nation(クリエイティブ国家)」として国際社会にアピールすることを目指すとしている。

Bangkok International Content Market 2026(BICM2026)は、2026年7月20日から22日まで、バンコクのクイーンシリキット・ナショナル・コンベンションセンター(QSNCC)で開催される。

詳細は以下の公式サイトを参照してほしい

公式サイト:https://bicm.or.th/en

《Branc編集部》

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